ふしょうなブログ

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詩を理解すること

2005年11月12日 21時48分49秒 | 詩に関わる話
 良い詩は時空を越えて、いつの時代でも共感を得られるものですし、読む人の心を捉えて放さないものだと思います。でも、その詩の書かれた背景を知れば、その詩について、また、その詩を書いた詩人についてより深く理解出来るのかなと思います。

 良く言われるのが『荒地』の詩人達により書かれた詩についてだと思います。戦中の言論弾圧、敗戦により、これまでの思想、信条が180度ひっくり返り国内に怒涛のように流れ込んだ、アメリカから自由主義(資本主義)そして、ソビエト、中国からは社会主義、共産主義、濁流のような社会の動きの中で詩人達は『死』を原点として新しい詩の地平を求めたと言われています。

 詩を書かずにはいられなかった心の起伏、心を揺り動かしたものが、どのようなものであったのかを掘り下げて理解する事により、詩の言葉ひとつひとつの意味、詩人が詩を通し訴えたかった事が鮮やかに浮かび上がってくるのではと考えます。



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