ふしょうなブログ

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手のひらの不思議(葬送譜について)

2005年11月09日 22時13分27秒 | 詩の背景
 手のひらで体調の良し悪しが分かったり、手相を見て、その人の人生、将来が推し量れるように手のひらって身体の一部でありながら、その人の総てが凝縮されているようです。また、緊張したときに汗をかいたり、不安なとき、手と手をつなぐことにより安心感を得る。(恋人同士、幼子とその親、年老いた親と子だったり、サッカーの大切な試合では、選手同士が手をつなぎあったりします)つまり、心模様というか、どうやら心の窓なのかなと思います。他には唇も心の窓なのかな、恋人同士、唇を重ねる事でコミュニケーションを図りますよね(^。^)

 そして、この詩(葬送譜)で歌ったように生まれるときは両の手のひらにをしっかりと握り締めて赤ちゃんは母親の子宮より出てきます。また、死ぬときには生への執着、最後の足掻きのように手のひらを握り締めます。(テレビドラマの見すぎなんて言わないでくださいね)それらは、生理的、科学的な根拠(死んだ場合には死後硬直なのかな)があるのは理解しています。でも、もっと他の理由により手のひらを握り締めるのだと、Yock自身は思ってします。
 
 この詩を書いた発端は現代詩フォーラム、詩遊会さんでお世話になっているPULL.さんよりグエル詩人学校・詩と絵のリレーへの投稿のお誘いを受けたことによります。死については軽軽しく扱えないなと常々感じているのですが、リレーをつないでいる方々の作品を拝見して、真摯な姿勢で死という重いテーマに取り組んでおられる、皆さんの姿に共感し、PULL.さんよりバトンを引き継ぐ事にしました。尚、PULL.さんはご自身で死をテーマとして作曲された楽曲を投稿されています。以下にリンクを添えますので、PULL.さんの作曲された曲、是非お聞きください。

 両目をつぶり深く呼吸を吐きながら両の手のひらに力を入れてみてください。死後の世界を垣間見ることは出来ないと思いますが、きっと何かが見えてくる、浮んでくると思います。解脱なんて言うとアレですけど、そんな境地なのかも知れないな(^o^)




グエル詩人学校・詩と絵のリレー
URL:http://otd8.jbbs.livedoor.jp/262937/bbs_thread?range=400&base=100


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