日は寒かったですね。
数日前、近くのお寺のイソギクが咲きました。
群生していて綺麗なので、毎年見に行っているのです。
イソギク
千葉県犬吠崎から静岡県の御前崎の海岸に自生する日本固有種の野生菊です。 古くから栽培されているため、現在では自生地以外でも野生化しています。葉は楕円形から倒楕円形で、大きく丸い鋸歯が入る。葉は厚く、表は緑色だが、裏側は白い毛が密生する。花期は10 - 11月頃、多数の頭花を散房状につける。花は筒状花のみで舌状花はない。つまり外側に花びら状の花が並ばない。(Wikipediaより)
葉の白い縁取りが綺麗です。
ダルマギク (キク科 シオン属)
西日本の対馬海流に沿った海岸の岩上に生える多年草。 日当たりと水はけのよい場所を好む。
向かいのお宅に咲いています。 実物はもう少し青い色です。
葉が丸いのでダルマギクと言うのでしょうか。
ハマギク
野菊の一種で、青森県から茨城県にかけての太平洋側の海岸に自生します。
これも向かいのお宅で咲いています。
このハマギクのエピソードをご存じでしょうか。
19年前に、三陸を訪問された天皇皇后両陛下は、ホテルから見える海岸の崖に咲く白い花がとてもお気に召されたそうです
「ハマギクではないかな」と陛下が言われたので、ホテルの役員Cさんのお兄さんが、後で宮内庁にその苗を送って差し上げました。
そのお兄さんは平成2011年3月の震災の犠牲となってしまい、ホテルも津波に飲み込まれました。
その年の10月、皇后様のお誕生日に公開されたお写真には、皇居の庭に咲くハマギクを両陛下が眺めて
微笑んでいられるお姿がありました。
ハマギクの花言葉は「逆境に立ちむかう」だったのです。
その言葉に背中を押されたCさんは、ホテルの再生に精を出しました。
震災から5年後に三陸を慰問された両陛下は、その復興したホテルに咲き誇るハマギクをご覧になったのでした。
このを花を見たら、「逆境に立ち向かう」と言う花言葉を思い出したいものです。