横ちゃんのきまま日記

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『便秘と耳鳴り、難聴の関係』

2020年09月24日 | 日記
崎谷博征先生のFB投稿より

『便秘と耳鳴り、難聴の関係』

便秘が続くと、耳まで聞こえにくくなる・・・・

医師の国家試験でも出る問題に、マイシン系(アミノグリコシド系抗生物質)の抗生剤の副作用を問う質問があります。

その副作用とは・・・・

“難聴”になることです。

さらに、シスプラチン(cisplatin)という抗がん剤の副作用でも聴覚にダメージが及びます。

この抗がん剤は、プラチナという金属の合剤です。

最新の研究で、このプラチナはエンドトキシンと同じ作用をして、聴覚細胞(蝸牛細胞)にダメージを与えて聴覚を低下させることが報告されました(bioRxiv preprint doi: https://doi.org/10.1101/2020.06.19.162057)。

過去記事で、耳鳴りは、ポップカルチャーで「ハッピーホルモン」と呼んでいるセロトニンによって引き起こされることをお伝えしました。

このセロトニンというシックネス・ホルモン(病気の場を作るホルモン)は、90%以上は腸内で産生されることが分かっています(基礎医学『エネルギー代謝とセロトニン』参照)。

とくに、腸の調子を整えるとしてポップカルチャ−で推奨されているプロバイオ、プレバイオ、消化に悪い食物繊維によって引き起こされる「小腸細菌異常増殖症(SIBO)」では、大量にエンドトキシン(内毒素)発生します。

そして、エンドトキシンはセロトニンの合成が高めます

このセロトニンによる糖のエネルギー代謝の低下(=免疫抑制)の部分症状として、聴覚神経にダメージが及ぶ結果、耳鳴り・難聴が起こるのです(もちろん、過去記事でお伝えしたように感染症という病態にもなりやすくなります)。

したがって、プラチナも食物繊維と同じ作用(セロトニンを増やす)をしていることになります。

便秘や腸の不調は、拙著『慢性病は現代食から』でもお伝えしているように、エンドトキシンとセロトニンによる全身炎症症状を引き起こすことが問題の本質であることを再確認しておきましょう。
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