幻の色男

毎年恒例の年度末打上げ、総勢１７人の宴会の幹事をやりました。

いつもは、皆さんの注文を聞いたり、食事は全員に行き渡ってるか心配したり、
余り飲まないのですが、今年はちと脱線しました。

出入り口付近の幹事席の周りにに若い女性が二人座ったので、最初から飛ばし気味の僕。
その人達も実に感じよくお話をして下さったので、少し悪い癖がでました。

人目もはばからず、飲みの約束をしてメ－ルアドレスを貰いました。

挙げ句の果てには、お店で入ったお手洗いの鏡に向かって

「もうこのっ！い・ろ・お・と・こっ！」
なんて、いい年こいてはしゃぐ始末です。


はぁ～毎度の事なれど・・・・・海よりも深く反省・・・・・。

まあ、人生そんなに甘くは無い！
案の定、週が明けてもメ－ルの返信無し。

もちろん、仕事関係の人なので深追いは厳禁。
社交辞令で楽しませて貰った事だけでも、喜ばなければなりません。

しかし・・・・・おかしいなぁ～。
洗面所の鏡に映った僕は、確かにいつもより男前だったんだけどなぁ～。

なんて乙女には言えません。

「直ぐに1.6キロ減ったのに、その先全然減らないの」
つい一週間ぐらい前からダイエット始めた長女が嘆いています。

昔のアナログ体重計だったら、1.6キロは判別困難なレベル。

なんて乙女には言えません。

休日の早朝、ジョギングをするとの事。
「そうか！じゃあ走ろう走ろう」僕も喜び勇んで身支度してましたら
「私一人がいいの」と一緒はお断りされました。

うううぅぅぅぅぅ・・・・父さんって悲しい生き物。

そりゃそうだよね、親父と仲良く走ってるのなんて、近所の友達に見られたくないよね。
それに、後から聞いたら、さすが元ハンド部。４キロノンストップですって。
僕はまだ２キロが精一杯なので、結局一人になるところでした。

で、家に戻りましたら、今度は寝転がって足の運動。
「足の老廃物が取れて、スリムになるの」
ｉｐｏｄを眺めながら足をばたつかせているその姿は、殺虫剤かけられてひっくり返ったゴキブリ。


なんて乙女には言えません。

お米も何だか、仏様のお供えみたいな量しか食べないし、大丈夫かな？
ホントはモリモリ食べてニコニコしていて欲しいけどね。
まあ、乙女はそうもいかないか。

そのゴキちゃんスタイルを眺めながら思うのでありました。