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トリマー建築家レポート

トリマーで建築家。2つの視点から見える世界を案内します!

日本で見られる巨匠の作品

2009-06-10 23:56:00 | 建築家

建築界の三大巨匠。
コルビジェとミースとライト。

唯一、見たことがなかったフランク・ロイド・ライトの作品。
初めて、しかも、日本で(都内!)見る機会がありました。


「明日館」(みょうにちかん)
1921年創立 フランク・ロイド・ライト設計

  左:ホール 右:教室

  左:外観 右:外灯

  左:扉 右:下駄箱

女子校としてこの地からスタートした自由学園の校舎です。
今は、重要文化財として、貸会議室やウェディングなどで活用されながらも大切に保護されています。


見学は随時行われおり、ガイドツアーに参加したところ、当時を偲ぶ話しや、設計、修復工事の貴重な話しを聞くことができ、充実した時間となりました。

巨匠であっても、ローコスト物件を手掛けていたんだという驚きと、ローコストながらも、女子学生への配慮を随所に感じる細やかなデザインに感激しました。
実は、そんなに好みではないライトですが、やはり凄いんだなぁと、まじまじと見てしまいました。

喫茶付きの見学チケットを購入したので、見学後はホールで美味しいコーヒーを飲みながら、ライトらしい窓を眺めつつ、のんびりしました。クッキーが5、6個ついていたのも、正直、嬉しい気分です。
近所なら、お茶だけしに来たいくらいの落ち着いた空間なのです。
(喫茶付きチケット 600円)
建物の規模は小さく、見学するには疲れない、もっと見たいという寸止めな良い広さであり、それぞれの空間も、小柄な人にあった(?)小さめのスケールで親しみが湧きます。

建築の人間とは思えないコメントが続きましたが、、、、

創設者の想い、維持している人達の想い、
それを繋げた設計者の想い。

非常に勉強になりました。





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