映画日記-「シベリア超特急」(64/904)

映画日記-「シベリア超特急」（1996年）を観ました。

第二次世界大戦前夜。
ヒトラーとの会談を終えた山下大将（水野晴郎）は、ブタペストからシベリア超特急に乗り帰国の途に就いた。
数日間の旅を経て、イルクーツクを出発した列車は、終点の満州までノンストップで走り続ける。
最後の夜を迎え、プライバシーを保つために各客室の合鍵を持たないこと、他の車両から１等車への侵入がないように車両の行き来ができないように施錠することを車掌が宣言し、１等車の客はそれぞれ自室にこもるが、やがて事件が起きる。

オリエント急行殺人事件を彷彿とさせる密室殺人をテーマにした謎解き映画です。
映画評論家で有名な水野晴郎が監督と主演を務めました。
かたせ梨乃らが出演しています。

映画の演出は陳腐で、かつ水野晴郎は映画評論家としては一流ながらセリフは棒読みの素人俳優でしたが、密室殺人に第二次世界大戦前夜の大国の陰謀を絡めるなど、ストーリー自体はなかなかよくできているようです。