映画日記-「インターステラー」(2/957)

映画日記-「インターステラー」（原題"Interstellar", 2014年）を観ました。

深刻な砂漠化と食糧不足によりテクノロジーが意味を持たなくなり、食糧生産が最優先課題となった近未来。
元NASAパイロットのクーパー（マシュー・マコノヒー）は、妻を亡くし、父（ジョン・リスゴー）と共に息子トムと娘マーフを育てている。

時空を超える旅と人類の生存を賭けた壮大な物語です。
ストーリーの展開は「2001年宇宙の旅」を彷彿とさせますが、宇宙飛行士達の死闘は「ゼロ・グラビティ」を彷彿させます。
宇宙での作業シーンに効果音を用いていないのは特筆すべき点です。宇宙は本来音が伝わらないので、外の音が聞こえることはないはずですから。
人類の生存を賭けた宇宙の戦いと、滅びゆく地球の話とが並行して進みますが、地球側で環境変化に打つ手がないのが何故かの描写が少ない気がします。

マシュー・マコノヒーは、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」や「トゥ・フォー・ザ・マネー」、「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」に出演。
クーパーと共に人類の移住先を探索する計画に参加する
クーパーの父を演じたジョン・リスゴーは「2010年」に出演。宇宙の秘密に迫る映画という点で、暗示的です。
成人したマーフを演じたジェシカ・チャステインは、「ゼロ・ダーク・サーティ」で主演。

監督はクリストファー・ノーラン。「インセプション」の監督のほか、「トランセンデンス」の製作総指揮でした。
シーンが変わる際に相対性理論によって時間の進み方が変わってしまうシーンが「インセプション」を彷彿とさせました。

映画としては面白かったのですが、様々な映画を彷彿とさせて、ちょっと既視感があります。