2007年11本目、映画日記47本目
映画「エデンの東("East of Eden", 1995年)」を観ました。
「怒りの葡萄」などを書いた作家ジョン・スタインベックの作品。不朽の名作です。
主演は言わずと知れたジェームズ・ディーン。といいながら、お恥ずかしながらこの人の映画をあまり観たことがなくて、他には「ジャイアンツ」くらい。やっぱり「理由なき反抗」とか観ないとダメですね。
本作は、第1次世界大戦中のあるアメリカの町に住む家族の物語。主題の「エデン」は、もちろん聖書の「エデンの園」から取った訳ですが、聖書のアダム、そしてその2人の息子カインとアベルを微妙に引喩して、主人公はアロンとキャルの兄弟に父親はアダム。
聖人君子のような真面目な商売人アダムと、その実直さを受け継いだ兄アロン。それに対してジェームズ・ディーン演じる弟のキャルは、家族にいつも認めてもらいたいと思い続けている純粋な青年ながら、それが空回りして家族からは厄介者扱いされている、というところから物語が始まります。
本当の愛とは何か、善とは何か、普段善だと思っていることが、別の人を実は不幸にしている虚構に過ぎないこと、などを色褪せた画面が強烈に語りかけてきます。
映画「エデンの東("East of Eden", 1995年)」を観ました。
「怒りの葡萄」などを書いた作家ジョン・スタインベックの作品。不朽の名作です。
主演は言わずと知れたジェームズ・ディーン。といいながら、お恥ずかしながらこの人の映画をあまり観たことがなくて、他には「ジャイアンツ」くらい。やっぱり「理由なき反抗」とか観ないとダメですね。
本作は、第1次世界大戦中のあるアメリカの町に住む家族の物語。主題の「エデン」は、もちろん聖書の「エデンの園」から取った訳ですが、聖書のアダム、そしてその2人の息子カインとアベルを微妙に引喩して、主人公はアロンとキャルの兄弟に父親はアダム。
聖人君子のような真面目な商売人アダムと、その実直さを受け継いだ兄アロン。それに対してジェームズ・ディーン演じる弟のキャルは、家族にいつも認めてもらいたいと思い続けている純粋な青年ながら、それが空回りして家族からは厄介者扱いされている、というところから物語が始まります。
本当の愛とは何か、善とは何か、普段善だと思っていることが、別の人を実は不幸にしている虚構に過ぎないこと、などを色褪せた画面が強烈に語りかけてきます。