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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-「一命」(68/641)

2013-07-14 17:50:00 | 映画
映画「一命」(2011年)を観ました。

徳川の世になって数十年の太平の世。井伊家の上屋敷に浪人の津雲(市川海老蔵)がやってくる。彼は浪人生活が苦しくなり、恥をさらして死んでいくくらいなら、いっそ屋敷で切腹させてほしいと依頼する。
応対した家老の斎藤(役所広司)は、数ヶ月前にも同様の依頼があったとして、その時の話をする。それは、切腹する気もないのに切腹したいといって同情を誘い、金子をせがんだり仕官にありつこうとする不逞の輩が多いなか、千々岩という若者(瑛太)も同じようにやってきたので取り合ったところ、腹を切るべき脇差は竹光だった、という話だった。

武士の誇りと人情とは何か、武士の命とも言うべき刀の価値と人の命とはどちらが重いのか、切腹とはどれだけ重要なものなのか、といった武士にとっての重要なテーマについて畳み掛けるように観客に問うていく映画です。
一つ一つになかなか深い意味があって、興味深く見ました。
それでも映画の中での市川海老蔵と瑛太や満島ひかりといった役柄の年齢差と実際の俳優の年齢差を考えると、少々キャスティングに無理があったでしょうか。

ところで現代において、弁護士や会計士など、「○○士」と呼ばれる資格を持つ人を「さむらいぎょう(士業)」というらしいですが、ワタシは侍とは程遠いようです。
資格と仕事には強くプロ意識を持っていますが、主君のために命を捨てたりはしませんので。むしろ脱藩した浪人に近いかもしれません。


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