映画日記-スローなブギにしてくれ(58/93)

2007年58本目、映画日記93本目

「スローなブギにしてくれ, 1981年」を観ました。

片岡義男原作の同名小説の映画化で、浅野温子の事実上のデビュー作です。
南佳孝の同名の曲「スローなブギにしてくれ（I Want You）」は、これも独特の歌いだしで有名になりました。

今から26年前、かなり古い映画。退廃的なストーリー展開。

映画の最初のシーンは首都高速を走るところから始まります。見ていると、東京の街が低い！！高層ビルがあまりありません。
そして最初に出てくるビルは、私が今働いているビルじゃありませんか！！
当時は”ナウい”ビルだったのか！？
26年経った今、老朽化もだいぶ進んでいまして、つい先日はトイレが詰まって全館使用禁止になったりしてました（笑）。

設定では第三京浜で浅野温子が放り出されることになっているけど、実際に写っているのは東名高速じゃないか？そして時々画面が切り替わって関越自動車道になってたり。まあ、その辺はご愛嬌。

何と言っても浅野温子が若い！！ 相手役は古尾谷雅人。渋い俳優さんでしたが、2003年に亡くなってしまいました。また、別の相手役として山崎努。この人も異様に若いですね。

映画の感想としては微妙かな。もともと片岡義男の小説好きじゃないし。あと、この手の邦画は、せりふがボソボソしていて聞き取りにくい。字幕がないのでストーリーを追うのが実は大変。