My favorite things-white, white!

自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-昼下がりの情事(72/459)

2011-10-23 03:44:33 | 映画
映画「昼下がりの情事」(原題"Love in the Afternoon", 1957年)を観ました。

パリに住む私立探偵クロード・シャバッス(モーリス・シュヴァリエ)は、依頼人から妻の浮気調査を依頼され、ホテル・リッツのスイートを見張っている。
果たしてその妻と浮気相手のアメリカの大富豪フラナガン(ゲーリー・クーパー)が現れ、クロードは現場を写真に収める。
クロードの報告に恐慌をきたした依頼人はフラナガンを射殺すると言い残して立ち去るが、それを立ち聞きしていたクロードの娘アリアーヌ(オードリー・ヘプバーン)は、盗み見たフラナガンの写真に一目ぼれし、彼に警告するためホテルに向かう。
アリアーヌの機転で命を逃れたフラナガンは、アリアーヌに翌日に逢いたいと告げる。思わせぶりに他にも男がいることをほのめかしたアリアーヌは、昼だけなら部屋を訪れることを承知する。
こうして、二人の昼下がりの情事が始まった。

「情事」というよりはもう少し淡い恋というべき、夢見る少女と大富豪の恋物語。オードリー・ヘップバーンの代表作の一つです。
情事の折には常に楽団を呼び、「魅惑のワルツ(Fascination)」を演奏したらそれが二人の時間の始まりの合図、楽団は静かに立ち去る約束。
その旋律が印象的です。

正直なところ、甘ったるい恋愛物語に終始する嫌いはありますが、パリの駅を舞台にしたエンディングはなかなか良かったです。
このエンディングのために、映画の全てが序章だったのかもしれません。

名優ゲーリー・クーパーは、正直なところ、もういい歳をしたオッサンではありますが、バリっとスーツを着こなしているところはさすが。ただのプレイボーイという役柄ながら、風格を感じさせます。
物語の鍵となる名探偵クロードのフランス語なまりの英語の演技が素晴らしかったです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。