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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-アイガーの北壁(39/426)

2011-05-29 02:58:34 | 映画
2011年39本目、映画日記426本目

映画「アイガーの北壁」(原題"Nordwand", 2008年)を観ました。

1936年のヨーロッパ。台頭するナチス・ドイツは国威発揚のプロパガンダを続けていた。
その頃、スイスのアイガーの北壁は、多くの登山家が挑戦しては失敗する、魔の山として恐れられていた。
そんな中、ドイツとオーストリアの登山家達が北壁初登頂を目指して挑戦する。この栄光を手にしたいナチス・ドイツは初登頂成功者にもオリンピック金メダルを授与することを約束し、マスコミの注目も集まる。
そして人々が見守る中、2組の登山家達は登頂を開始するのだった。

1936年に北壁登頂を目論んだドイツとオーストリアの登山家達の挑戦と悲劇を描いた実話です。
スイス登山鉄道の観光スポットでもあるアイガー北壁は、その全貌を展望台からのんびり眺めることができる一方、実際にアタックするとなると極めて難易度の高いクライミングということもあり、注目の集まりやすい場所でした。
ロープ、カラビナ、ハーケン、ピッケルといった道具は今も同じながら、道具はすべて鉄製、ロープもなんだか頼りなさげで、今と道具の質が違います。
よくこんな装備で挑戦したものだと思います。
加えて、最初は穏やかな天候ながら、途中で急速に悪化し、彼らは凍傷の危機に見舞われます。今ならば精緻な天気予報によって、ある程度先の天候の変化も読めたことでしょう。
それでも、入念にルートをチェックし、新しい技を生み出しながら果敢にアタックする姿は、悲劇に終わったとはいえ次の成功の礎になったのだと感じさせます。


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