映画日記-「パラサイト・イヴ」(66/1214)

映画日記-「パラサイト・イヴ」（1997年）を観ました。

生化学者の永島（三上博史）は、ミトコンドリアに注目して細胞培養を研究していた。結婚１周年を迎えた妻の聖美（葉月里緒奈）と幸せな生活を送っていたが、聖美は交通事故を起こし、脳死になってしまう。
直前に臓器提供の意思表示をしていた聖美は腎臓の提供先が見つかり、医師の吉住（別所哲也）によって腎臓が摘出されるが、聖美を溺愛する永島は、吉住に併せて肝臓の摘出も依頼する。
聖美の肝臓を研究室に持ち帰った永島はそれを培養しはじめるが、その肝臓は予想外の変化をもたらす。

真核生物に宿るミトコンドリアは、実は長い年月の間、生物の支配を目論んでいた寄生生物だった、というホラーストーリーです。
映画化された当時、原作は読んだのですが映画は観たことがありませんでした。ほぼ原作通りに描かれています。

研究室で彼らが眺める細胞の拡大画像がスライドの印刷というのが何とも時代を感じさせます。今なら電子化された画像を液晶モニターで見るでしょう。

中嶋朋子、稲垣吾郎のほか、何と大杉漣も出演。そうして、ほんの一瞬ですが木村多江も出演しています。