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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-レポゼッション・メン(46/433)

2011-06-20 03:16:09 | 映画
2011年46本目、映画日記433本目

映画「レポゼッション・メン」(原題"Repo Men", 2010年)を観ました。

近未来。車のローンの返済が滞れば車を回収するように、臓器移植の提供を受けた人物がその臓器代を支払えなければ、提供した臓器を回収するレポマン。
レポマンのレミー(ジュード・ロウ)は、臓器を回収すればその人物は死んでしまうことに疑問を持ち、営業部への転属を願い出ていたが、優秀な回収業務に上司も相棒も渋っていた。
あるとき、レミーは機械の事故によって重傷を負う。一命を取り留めた彼は、自分の会社の人工臓器を埋め込まれてしまったこと、高額の臓器ローンが組まれてしまったことを知る。
前にも増して回収業務をこなさなければローンが支払えない一方、自分も回収対象の人物と同じ立場に置かれたことに回収を躊躇するレミー。そして、返済は滞り、回収期限が迫るのだった。

臓器移植を扱った映画としては、アイランドがありますが、こちらは金が絡んでもっと切実です。
映画の最初は、返済の滞った人物から肝臓を回収するシーンから始まります。しかしこの作業、衛生的なように見えてめちゃくちゃ。
例の手術手袋を身に着けて一見衛生的にやっているようで、切り裂く皮膚の消毒はしないし、切る前に手術手袋で書類は触るし、血の付いたメスを口にくわえるし。
ハイウェイを走る車のシーンに映る指示標識には「FREEWAY」の文字のほかに漢字が書かれています。一昔前なら日本語で「高速道路」と書かれていたところ、「高速公路」(中国語で高速道路の意味)と書かれるあたり、近未来の担い手はもはや日本ではなく中国であることを感じさせ、日本人としては一抹の寂しさを感じます。

サラ金まがいの高利のローンや、臓器を無理矢理取ったら死んでしまうなど、とても社会的にはありえないような事業が成り立つのか?と思いますが、冒頭で財政破たんした政府の話などがニュースシーンで織り込まれており、規制当局はないという無理な設定になっているようです。

レミーの相棒ジェイクにはフォレスト・ウィテカー。「クライング・ゲーム」などに出演。
レミーが出会う不思議な歌手ベスを演じるのはアリシー・ブラガ。「アイ・アム・レジェンド」などに出演していました。


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