映画日記-「アルプスの若大将」(40/880)

映画日記-「アルプスの若大将」（1966年）を見ました。見ただけで、観ていません。

すみません、あまりに下らなくて、ストーリーを語る気になりません。
カ口山氏はこんな映画で荒稼ぎしていたのですか。しかも映画撮影にかこつけてヨーロッパ巡りとは豪勢な。
まあ、当時の日本人にはヨーロッパの街並みは憧れだったでしょうから、「世界の車窓から」的な映像にはなったのでしょうね。
トニー・ザイラーが出演したり、今は亡きパンナム航空の極東支配人、あの「ヒョーショージョー」の方が出ていたりとやり放題。
空港に皆で迎えに行ったりと時代を感じさせます。

冒頭のスキーのシーンは、加山雄三が滑っていたのでしょうか、せっかくのアルプスなのに全然イケてないです。映画の最後の方、苗場のスラロームの滑りは良かったので、勿体ないことです。斜面もシュカブラが出て固そうだし。
現地のプロらしき人の滑りはさすがでした。

見張り小屋で聞こえた悲鳴に加山雄三演じる田沼が走っていくシーンがありますが、小屋の目の前まで滑っていきゃいいんじゃないかと。
青大将がパリでナンパしたというフランス人を演じていたのはイーデス・ハンソン。フランス人じゃありません。当時は外人さんだったら誰でも良かったんですかね。
ツッコミ所満載でした。

若大将のライバル青大将を演じるのは田中邦衛。この人を「私をスキーに連れてって」に起用したのは素晴らしいキャスティングでした。