お米は最も大事な主食ですが、米作りは莫大な水を田圃という特別な装置に出し入れし、真夏のお天道様の強力なエネルギーをもらい、炭酸ガスをどんどん「食べて」酸素を出しながら、可食の有機物であるコメ粒になりますが、光合成量という尺度で、一日に稲がどれだけ米粒に有機物を蓄えたかと言えば、稲で5㌘、コメで1㌘(いずれも1平米あたり)だそうです。ところが、単細胞か複数細胞の非常に小さな藻が生産する有機物は30㌘だそうです。稲の5倍、コメ粒の30倍です。 . . . 本文を読む
ある本にこう書いてあった。「人間は水と太陽のエネルギーのある限り決して飢えることはない」と。何だ、待てよと小考してみる。そう、人間(動物)は従属栄養といって、緑色の葉緑素を持った生物、そう、植物のこと・・の作り出した有機物を直接、間接に食らって生きている。その植物はといえば、水と炭酸ガスと太陽の光熱エネルギーを元手にして、せっせと自分の体を作っているのだ。ある種の藻などは、水と太陽エネルギーさえあれば、砂漠の上でも繁殖できる。だからその藻をうまく使えば人間は砂漠でも生きられる。 . . . 本文を読む