110407同級生のAさんへ
桜の満開と原発の惨害
ああ、桜のシーズンなのに、みんなで決めた同窓会なのに今年は花見を楽しむ雰囲気にはない。日本国中がそうなっている。福島第一原子力発電所の事故はいっこうに収束する感じがしない。経験したこともない事故と原発そのものが未知のことが多すぎ、収束する見通しが立たないことと、そのことによる不安が広がっていることが、そういう感じを広げていて、人々を気鬱状態にしている。そういえば、一年生の時に今堀和友教授(化学)が、原発が原爆と一緒だと言うことを解説してくれていたね。この講義はまだ頭にこびりついているよ。触発されて買った武谷光男博士の「安全性に関する考え方」という岩波新書も今日あることを予見していたね。もう一度書店で見つけたいと思うよ。
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110316近所のKさんへ
2チャンネルなるものを初めて見ました。書き込んでいる人の意見はほとんど直感レベルのものですがシャープですね。当局や東電の想定外、設計条件に入っていないという言い訳に怒っています。彼らには加害者意識がまるでなく、事故はすべて自然災害に中に埋め込もうとしています。
ところで、素人なりに考えたが、もし戦争になり、もしくはテロで原発がミサイルでねらわれたらどうなるのだろう?また単に上空で航空機事故が起こったときはどうするのだろうか?これが、科学者でも技術者でもない一般人の感覚だが、これらも想定外としてよいのだろうか?どう考えても原発は自らを加害する核兵器ではないのか。
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100403「平成の改革」(村田英充)という本を読みました。春爛漫といいたいが、寒さが厳しいこの4月には、内に閉じこもって読書をする方が私には向いているようです。写真は寒さの中で震えている満開の桃の花。さてその書物とは?
合唱仲間のOさんから頂いた表題の著作(副題は蘇れ!日本)でした。合唱仲間のOさんから頂いた表題の著作(副題は蘇れ!日本)を読ませて頂きました。
著者は最近リタイヤーしたエンジニアだそうです。となれば年頃も私とそう変わらないことでしょう。私は書評を書いて渡しました。以下の文はその書評の粗々です。
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品川宿は江戸八百八町の表玄関で東海道53次の振り出し地点だが、その東海道は現在どこにあるのか。意外に知る人が少ないのではないか。江戸時代のままの道幅で現在も残る旧東海道は、品川区の北の外れ八つ山から南の外れの鈴ヶ森までの3.8㎞間に残っている。大田区在住の人間としてこれは抜かった、ということで早速散歩を計画、英語サロンの新年会の企画にした。 . . . 本文を読む
土づくりの難しさと易しさ(1)
トマトに限らずあらゆる陸の植物にとって、土壌は基本である。しかし、土壌ほどよくわからないものはない。土壌学とか植物栄養学とか難しい本に頼らないで本能に従ってそれをつくり、管理していけばよいのかも知れない。
生ごみは、昔の人は全然厄介ではなかった。屎尿ですらそうだ。昔の人は土地の上に生きていたが、今の人は土地から離れて生きている。そのため、生ゴミや屎尿を土に返すことが出来ない。
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090501
田園調布九条の会は、5月3日に嶺町文化センターで講演会を行う。講師は本間愼農学博士、元フェリス女学院大学学長だ。取り上げるテーマは温暖化ガス問題と憲法である。この両者はどんな関係があるの?と問われるむきもあろうが、前者が人と地球の戦争、後者が人と人の戦争という点で、戦争という点で共通しているといえる。そしてそのどちらも、人間の無知と強欲に発していることも共通している。現代の戦争は規模性と残忍性において、地球破壊、生態系破壊を伴うものになっている。2万発にも及ぶ核爆弾を持ち続け、それを常に発射準備している「近代」国家の浅ましさ。これは一発でも発射されれば、営々として築いてきた近代文明はもとより、もしかして人類の生存を危険の淵に追いやることが分かっていながら、人間は人間を的として相手を滅ぼす目的で爪を研ぎ続けている。「近代」とは何を意味するのか?これは進歩なのか?こういうことが深刻に問われるようになってきている。私は、この講演会の実行委員長を引き受けた。以下は私からの来場者へのメッセージである。
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6世紀末から、16世紀半ばまで、1000年の間、日本の国の文化は、成熟の一途をたどり、その思想の基本的な性格は揺るぎのないものになって行った。ところが16世紀半ば、西洋の一神教文明、その先兵としてのイエズス会と出会い、これを契機として日本国の性格が大いに揺すぶられていった。
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町に溢れる豊富な食材、レストランが妍を競う銀座や新宿、自由が丘など、外食が増えた。洋食が増え、間食が増えるた。人々は栄養過多となり、糖尿のリスクの淵をさまよい、自分たちの体の原料としての「食」について注意深い管理をしなくなった。すなわちおいしさだけを大切にして飽食をするようになった。見渡すと食材の種類と各国料理の導入の種類は日本が世界最大ではないかとも思える。しかし、人々の健康の基盤はかつて無いほど揺らぎ、病的な体質を生みつつあるというのが私の心配事である。欧米には寝たきり老人の数が少ないというのに日本では60代、70代になるとそのリスクがどんどん高まっているという惨状だ。なぜなんだろうか? . . . 本文を読む
戦争がいかに狂気を暴発させるか、日本の敗戦の年の空襲を振り返らざるを得ない。万を超える死傷者が連日出ているのに、天皇制政府は戦争継続を叫び、停戦とか講和のすべを知らない連中が日本の操縦をしていた。昭和の20年以前に戦争を終結させていたならば、歴史に「もしも」を入れて考えるべきではないかも知れないが、政治とか外交とか言うものがいかに大切かを改めて思い起こす。 . . . 本文を読む
誰でも戦争を憎む。反面、誰でも憎い敵に対しては武力で一撃を加えて黙らせたいと思う。北朝鮮がテポドンを発射するという。こん畜生と思う人は多いはずだ。ミサイルにはミサイルでという気持を、前後のことを考えずに人々が持つとき、そこに狂気に通ずる回路が見えるようになる。
この心理を操り、軍拡主義者は増殖をもくろむ。 . . . 本文を読む