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田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

東日本大震災を追って(経過コメント3)

2011年04月19日 09時34分32秒 | 平和
原子力は実験で試行錯誤ができないから技術は大して進歩しないとも言っていた。原子力は技術開発、商品開発という道筋でできてきたものではないから競争原理で生まれたものでも技術革新で生まれたものではなく、頭から政治主導で押しつけられたものだろう。だから商品とは言えないわけだ。だから株式会社には手に負えない代物だ。
こういうときに元気になれといっても難しい。未来が見えない、打開の道がわからないといった状況は、パニックを増進することはあっても、政治家やジャーナリズムが懸命になって発信している「頑張ろう、にっぽん」というメッセージでは鼓舞されるものではない。冷酷な現実は、想定外のことが起こって操縦方法がわからなくなった飛行中の航空機の中で、機長が「頑張ろう、乗客の皆さん」といって、めちゃくちゃに操縦ボタンを押している状況を想像させる。
乗り合わせた乗客である国民には適当なことを言って、怒りを静め、同情まで求めようとしているように見える。
 こうなった以上、原発の安全神話であった多重防護は、今後使えないキーワードとなった。原発必要論を後押しする説得性のある論理が見つからないところに苛立たしい思いをしている連中もいるに違いない。また、原発推進論者、擁護論者、原発産業の面々は適当なことを言いつつ当座を糊塗し、「知―らない」といって鳴りを潜めている。入学50周年記念の24日の同窓会では私がアコーデオンの伴奏で応援歌を弾くことになっているが、50年前に肩を組んで神宮球場で歌った時のような気合いが全く入らない。いっそう革命歌か軍歌でも弾くか・。我々のクラスメートはほとんど医学生物系に進んだから原子力や機械に進学したものは少ないと思うけれど、それでも今度は放射能医療や精神科医療で忙しくなる人もいそうだね。クラス会は成り立つのかしら。



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