Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

近代都市バレンシア(Valencia) -2-

2011-06-09 23:52:43 | 旅行 -Spain-
6月4日(土)-第2日目-

朝、ゆっくり目に起きて恐る恐るカーテンを開けるとなんと太陽が眩しい~
快晴です!しかも暑そう~

しかし、油断ならない海の天気。行ける時にとこの日は朝から目の前のビーチへ。

近くのスーパーで飲み物とスナックを買いに行く為にホテル近くの住宅地へ。
普通のアパートのパティオ。気持ち良さそう。


ビーチへの道はいつでもどこの国でもワクワクします。


しかし、このビーチ、本当に広い!!


なんとなくうっすら雲もあったし今回は、パラソルと椅子は借りずに、砂にパレオを引いて陣地をとる。
まだまだ水は冷たい!

海に入る気満々だったうっぐも暫くペットボトルで遊ぶ。


少しお日様が出てきたところでパパと二人で海に入っていったけど、うっぐはプルプル震えて帰って来た。

ちょっとまだ早かったみたい...残念!

ビーチ前のレストランもお昼の準備でいい臭いが風に運ばれてきます。

こんな看板、可愛いね~。

でも私達は、バレンシアの芸術・科学都市を目指して街中に向かう。
すごく古い教会の横を通り、


途中のカフェでランチを済ませ、スペイン唯一のデパート「エル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)」を通り抜けたら、なんだか一気に近代都市に。


そして、50年ほど前に大洪水を起こした川を公園にした川床に建てられた芸術・科学都市(Ciudad de las Artes y las Ciencias)が見えてきました。周りも綺麗に整備されていてとっても綺麗。

うっぐも橋を渡ったり、走る、走る。


この印象的な現代建築群の設計者はバレンシア生まれの建築家・構造技術者サンティアゴ・カラトラバと、マドリード生まれの建築家フェリックス・キャンデラ。
劇場やMAXシアター、プラネタリウム、散策路、バレンシア固有の植物種の植えられた庭園、オノ・ヨーコらの彫刻のある彫刻庭園、科学博物館、ヨーロッパ最大の水族館などがある。


ここで気がついたことが。
前日に偶然乗り換えた、白いタイルのガウディチックだった駅はここと同じカラトラバのデザインだったんだ...



遊歩道に面白い展示がしていて、雨模様になってしまった空に色を付けてくれてました。





これがまた青空だったらまた違ったイメージだったのだろうけど、これもまたよし。
スケールが大きくて迫力ありすぎ!!


感動の余韻を残したまま、芸術・科学都市をあとにし、


引き続き、この元々川だった公園を歩いて、旧市街に向うが、急に雷が鳴り、土砂降りの雨に
橋の下で雨宿り。
よく見ると明り取りもワシの顔になっていて、こんなところにも気を使っているんだ。


小降りになったところでひたすら公園を歩いて行くと、またまたかっこいい建物に出会い、前の噴水も派手です。


所々にバレンシアオレンジの木が植えてあるけど、考える事は皆同じ。

上の方にしかオレンジがない...届きません。試食できずに残念!

ジャカランダの花は調度咲き終わりの頃。


新しい橋、古い橋を何本もくぐり、
 ←Puente del Mar

ようやく旧市街へ。
ガラッと雰囲気が変わります。


お目当ては、世界遺産にも登録されているロンハ・デ・ラ・セダ(la Lonja de la Seda)。
「絹の賞品取引所」の意味で、イスラムの王宮跡に15世紀末、建てられた。
古くから地中海貿易の中継基地として栄えていたバレンシアは絹工業/絹製品取引は15世紀頃最盛期を迎えていたらしい。
取引を行ったサロンの柱と天井の模様がヤシの木に見えて、楽園を表現しているように見える。



その取引で支払いが出来なかった人の牢獄や、スペイン初の商事裁判所などもあり歴史的に重要な建物だそうです。

ラ・ロンハの向かいにはバレンシアの台所の中央市場(Mercado Central)があるけど、午後はお休み。
市場横のスタンドで、バレンシア地方生まれのオルチャータ(horchata)(1.50€)と絞りたてのオレンジジュース(2.50€)を飲んでエネルギージャージ。


オルチャータとは、キハマスゲの地下茎の絞り汁に水、砂糖もしくは蜂蜜を加えて作られる豆乳に似た飲み物。うっぐは結構気に入っていてマドリードでも良く飲んでる。

その後は、翌日の帰りのRenfeの乗り場を確認しに、スペインの国鉄Renfeのバレンシア・ノルド駅に向かう。

行きは飛行機だったのに帰りは電車。
これには理由があります。

バレンシア行きのフライトを予約したのは、2月の頃。
5月に入り予約したインターネットの会社からフライトが変更になったとメールが送られてきた。変更内容は時間が数時間早まっただけ。
すぐ同じようなメールが送られて来たから、同じものが送られてきたと思って、よく読んでいなかった。
そして、当日、Online Checkinをしようとよくメールを見てみると、日曜日の便が月曜日に変更、しかも2通目で月曜日の夜遅い便に!
ありえない~!と慌てて、航空会社と予約したサイトに電話。
なんと日曜日には直行便がなくなってしまったらしい。バルセロナ経由、マヨルカ島経由だったり。
1時間足らずで帰ってこれるのに1日かけて帰るのはバカバカしいので、フライトは諦める事に。

格安チケットは通常キャンセルや変更は出来ないけど、今回はキャンセルしてもらい、帰りの便のぶんだけ返金してもらう事ができた(英語での交渉OK)。

気持ちを切り替え、慌ててRenfeでマドリードに戻る便を探し、無事に席が取れた。
だけどバレンシアの出発駅名がバレンシア・ノルテではなく、「Valencia Joaquin Sorolla」と書いてある。
ホテルの人に聞いても同じ駅だと言うので確認の為に駅のインフォメーションセンターに聞きにいく。
ノルテからは送迎バスで10分のところのRenfe AVE(スペインの新幹線)専用の新しい駅だという事が判明。
すぐ近くに同じ名前のメトロの駅もある事も分かり、安心して、ホテルに帰ることが出来た。

それにしてもこの駅、外装も内装もバレンシアオレンジ一色。


とにかく沢山歩いた一日。うっぐもよく頑張った!
レストランを探していたら、遊歩道に焼きとうもろこしを焼いている夫婦が。
1本2€で炭火焼き。

うっぐ、ペロリ。完食。

軽く夕食を済ませ部屋に戻ったらなんとタイミングよく花火が上がってました!


本当に一日中歩いてた...
足が棒のよう。うっぐもよく頑張った!
翌日は待望のRenfeが待ってるよ~。
ゆっくりお休み

(つづく...)



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