本だけ読んで暮らしたい

人生は雑用だ。

吉原手引草/松井 今朝子

2007-08-30 21:06:33 | 読んだり、聴いたり
いい小説には、余韻がある。
匂いもある。遊郭にただよう
華やいだ空気、白粉の匂い
鮮やかな着物の柄、太鼓の音、
忍びやかな囁き、笑い声
そんな世界が見えたのだ。

吉原きっての花魁、葛城が突如、姿を消し
足跡をたどるように、遊郭で働いてる人
なじみのお客など、一人一人に
話を聞いて、しだいに核心に
迫っていく。

謎解きは、最後まで読んだら
時代を考えると、意外とオーソドックスな
あ!そうだったのか、という感じ。

遊女の生活も垣間見え
なじみに手紙を書いてしょっちゅう送るところは
今のお水の営業と同じだなーとか、遊女同士は
張り合うだけでなく、相手のなじみの客に
「この間誰々といい感じだったわよ」とライバル心を
かき立てるようなことをわざと言ったり、
「来た客は1人も逃さない」むしろ協力し合ってる様子がわかり
こういうのをていねいに描いて、ドラマ化したらいいのになーと
思った。時代は変わっても、人の心は同じだもの。

吉原手引草
松井 今朝子
幻冬舎

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併せて花宵道中/宮木あや子も読んでいただくと、花魁ワールドにどっぷり、ひたれるでありんす。

めざましわんこ

2007-08-28 23:28:11 | お出かけ・お買い物
朝、四ッ谷の駅前で配ってたの
めざましマガジン。いつもなら素通りだけど
「洋ちゃんのドラマの事、載ってるかも?」と思い
引き返してもらいに行った。

そしたら!表紙の写真
昔飼ってた犬にそっくりなんだもん。
思わず立ち止まり、じっと見てしまったよ。

カイちゃん・・・いもうとが
お腹にいる時、天国へ旅立った。
この世に生をうけ、わずか5年で。
濡れた目なんてもー、見てるだけでウルウル
ペキニーズのオス。これはちょっと
シーズーにも見えるけど。

子どもと動物の、かわいそうな話には
めっきり弱い私です。
『めざまし』に洋ちゃん、載ってなかったわ。

いつかあの世へ行ったら
もう一度、会えるかな。



世界恐怖旅行/大井 優子

2007-08-27 00:28:50 | 読んだり、聴いたり
本の雑誌で知って、那覇空港の本屋で立ち読みして、図書館で借りました。

何なんだろこの人。
日本人は世界一ボラれやすいといいながら
海外で、自ら進んで妖しげな人についてっちゃうんだもの。
『恐怖』より『好奇心』が勝って。そんな人いないでしょ?
その結果無理矢理じゅうたん売りつけられて、でもリベンジしたり
ドイツでは『楽園』のサウナに驚愕したり
ロシアのマフィアにストーカーされたり・・・面白すぎる。
それでもアドレナリンを出しまくり、
なんとか帰ってくるのだから
強運というか悪運が強いと言うか。

マネはできないけど、差別的な対応されても
中には優しい人がいたり、
やっぱり悪い奴じゃんと思っても、どこかまぬけだったりと
身をもって体験したように、語られる話は面白い。

私は一番長くてアメリカでホームステイで43日だったけど
何ヶ月も、何年も海外を旅する日本人もいて
それはそれで、イヤな事もあるけど楽しそうだ。
そう考えると、日常が旅みたいなもんかな?
旅が日常?うーんどっちだろ。

巻頭に載ってる
『独断と偏見による、海外危険度マップ』は必見です。
裏地球の歩き方、みたいなね。


世界恐怖旅行
大井 優子
彩図社

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胃腸にやさしく

2007-08-26 20:06:42 | おうち
夕飯は『ぱど』に載っていた
鮭のまぜずしを作った。
鮭を焼いてほぐし、きざんだたくあんときゅうり、
白ゴマを酢めしに混ぜ合わせて
食べるときに、錦糸玉子ともみのりをかける
簡単で、さっぱりしておいしかった。

今日は友達と会う予定だったんだけど
夜から嘔吐下痢で明け方にやっと横になれたと
メールがあり、延期。
私もお昼食べたらお腹が激痛・・・夏の疲れが
内臓にきたみたい。
冷たいもの、つい食べたり飲んだりしちゃうしね。

あとはぶりのあらと大根の煮物
味がしみて、おいしい!白菜の漬物とね。
今日はこんなごはんがいいな。

さびしんです

2007-08-24 21:06:41 | できごと
おにいちゃんの目は順調に回復し
会社帰りにスーパーにいたら
「Uくんちで晩ごはん食べてきてもいい?」と電話が。

Uくんは中学に入ってから仲良くなった子で
部活も一緒、中学に隣接する団地に住んでるので
ユニフォームのまま寄ってお風呂に入らせてもらったり
洗濯までしていただいたりと、ホントお世話になっている。

後ほどUくんのお母さんとお話して
「うちの子が誘ったみたいなんですけど、大丈夫ですか」
「いえうちの子こそ図々しくて」と
お互いに恐縮。
「まだ目のほうもね、来週もう一度来るように医者から言われてますし」
「そうですよね」
そして思い切って言ってみた。
「それにね、私が寂しいんですよ。
働いてるから、朝と夜しか顔見られないしね。
なかなか子離れできない親で、お恥ずかしいですけど」

本当に。お世話になってありがたいけど
半分子供をとられちゃったような気分にも
なることがあって。
特に男の子はね、母親にとっては
『半分彼氏』みたいなもんだから。
本人が聞いたら「キモッ!」でしょうが。

そしたらUくんのお母さんは
「うちもですよー」といってくれたので
よかった。
「なるべく早く帰るように」
お世話になります、といって電話を切った。

ま、しばらくは野球お休み。
夏期講習も終わったしね。

ロバのラジオで

2007-08-24 01:06:05 | できごと
アーサー・ウィナードさんという、大学教授の人が
「日本は原発や処理施設に莫大な予算をつぎ込んだが
それを太陽エネルギー活用にあてたらよかったのではないか」
といっていた。
太陽のエネルギーにはどうしたって勝てないのだから、と。

ホントこんなに毎日毎日暑いとね。
クールビズやっても、それこそ
焼け石に水?クーラーあったら
そりゃあ涼しい方がいいもの。

政府も一度決めた事は
予算もつぎ込んでる事だしなかなか
後戻りはできないでしょうが
原発ばっかりっていうのもね・・・喜ぶのは
電力株買ってる人だけでしょう。

太陽熱はエネルギーなんだから、活用した方が
いいんだろうな。といいつつ
うちはマンションなんだが。

いつまでもデブと思うなよ/岡田斗司夫

2007-08-23 00:28:22 | 読んだり、聴いたり
夜、ケーブルTVのCMをぼーっと見てると
うっかり、ビリーのキャンプに入隊しそうになっちゃうけど
実際、続かないのは目に見えているよね。
もって三日かな、私なら。

そしたら、これがいいかも!


いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
岡田斗司夫
新潮社

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解説とレビュー読んだけど、面白そうだよね。
この人の『フロン』っていうのも昔、読んで
目からウロコだったもの。

オタク恐るべし!

注意一秒!

2007-08-23 00:06:42 | できごと
「部活と塾の予定表を並べて明日の予定を把握して、
子育てって子どものマネージャーみたいなもんですよ」

なーんていって家に帰ったら
おにいちゃんが!

午前中、野球部の練習中に
ボールが目に当たって
腫れちゃって

病院に行ったら
そこからダンナがよばれて
タクシーで大学病院へ。

大事には至らなかったものの、
二日後にもう一度来るようにと
薬をもらって帰ってきたそう。

うちはダンナが家で仕事してるので
そうでなかったら、会社に電話かかって来て
すったもんだだったろうな。

「半日つぶれた・・・明日納品があるのに」
すまんです・・・

寝てなくてもいいけど
運動はちょっと・・・とお医者さんにいわれ
ぶつかった時の衝撃でメガネのフレームもこわれたので
塾も今日はお休み。

疲れが出たのかもね。
先週は部活の合宿、帰ってすぐに
沖縄へ。
帰ったらもう、フル稼働だもの。

びっくりするやら安心するやら
ホントにもー、飽きないよ、
子どもはさ。

まぁこの程度ですんでよかったともいえるし、
フツーに過ぎていく日々の
ありがたみがわかるね。

無事に回復しますように!