本だけ読んで暮らしたい

人生は雑用だ。

ウェハースの椅子/江國香織

2006-10-31 23:52:33 | 読んだり、聴いたり
江國香織の世界はいつもひんやりして静かだ。
解説の人も書いているけど、ストーリーは特にない。
38歳の女性画家。妻子ある、やさしい恋人とは6年越しで
野良猫にエサをやり、妹とは電話をしあい、毎年墓参りに。

こんな風に書くとどこにでもある話だけど
そこが江國香織・・・エキセントリックだよなー
主役の女性が。でも表面上はふつうに
暮らしているのだと思う。
スカーフや傘のデザインで生計を立て、
年に一度、個展を開き、年末には仕事仲間と
忘年会に興じる。自立した大人の女性に見える。
彼女の心の内面がね。
ほんと、ついていけないよと思いつつ
こういうとこ、自分にもあるかなと思う。

名もなき毒/宮部みゆき

2006-10-31 23:35:53 | 読んだり、聴いたり
『誰か』の続編なのだという。
読んだんだけど、筋は忘れちゃった。
でも婿さんが謎解きをするっていうのは思い出したよ。
杉村さんね。

彼の会社に入社した女性アシスタントが
いわゆるトラブルメーカーで、
いるんだよなぁこういう人。自分の非は認めず
他人のせいにする。それがどんどんエスカレートして
ここまでの人はなかなかいないけど、身に覚えがある。

彼女に翻弄されるのと、毒物殺人が
連続して起こるのとをからめて
巨大企業の会長の娘(社長はお兄さん)である奥さんと
1人娘の桃子ちゃんを軸にした、様々な人々との交流
宮部みゆきはいつものことながら、どんどん読みたくて
でも残り少なくなると、名残惜しくなる。
根底にあるのは、優しさだから。
だからこそ、対極にある憎むべき行為も
描けるのだと思う。

しかし杉村さんの奥さんは
悪気はないんだけど、惜しげなく金を使って
うらやましいというか、ちょっとムッとする位。
家を建てるのに、あたりまえのように40万も使って
土壌汚染の調査をしたり、そこで娘を人質に
立てこもるという事件が起こると、無事解決したにも
かかわらず「もうあの家には住まないわ」と言ったり。
いくら忌まわしいからって、豪邸だよ~
あーどうすんだ私、こんなことに腹立てて、ねぇ。

ボーイ フロム オズ

2006-10-29 22:50:01 | CUE以外の人たち
TVのバラエティーで見てるだけだと
V6の坂本くんは、鼻の穴の大きいにいちゃんとしか
思ってない人も多い。(会社のSさんに
「友達はV6のいのっちと坂本くんが好きで・・・」といったら
「ありえないです」と2度も言われたし)

でもステージで見る彼は、それはそれはかっこいいのだ。
歌うまい。踊りうまい。なにより素晴らしいオーラが
ジャニーズでなくても、十分やっていけたのでは
たとえば劇団四季とか・・・声優でも行けそう。

でもV6を結成し、始めの何年かは
カミセン(森田くん、岡田くん、三宅くん)を
叱ってばかりだったって。
「相手に聞こえないあいさつは、あいさつじゃない!」とかね
そんなことから。そして十年、立派に育ちました。
坂本くんは一度、社会人になったりしたから。

坂本くんの役はピーター・アレンという
ハリウッド女優のライザ・ミネリの元夫だった人で
バイの人。この作品で、なんかの賞を取ったんだって
そんで再演となった。坂本くんは
遅れてきた観客をいじったり、余裕たっぷり(に見える)で
安定してる。脇を固める人も、鳳蘭や紫吹淳、
母親役に今陽子(知ってる?ピンキーだよ)と、そうそうたる面々だ。
ただIZAMはどうかと思った。

ロビーの花輪に
『IZAMさんへ、カバちゃんより』が来ていて面白かった
川合もあったよ。



母のところへ

2006-10-28 22:27:28 | お出かけ・お買い物
母は補聴器の電池まだあるらしく
歩くのが早い!不思議だね。
五感がつながったってことか。

母の住まいの近くにある
『ヘイワ堂』でお買い物。
激安の衣料品店なのだ。
北海道は帽子とマフラーが必須だというので
あれこれ冬物を買い込む。
ついでに母のジャケットも。
レジにいる男性(たぶん)は
デッカちゃんに似てる。

それからファミレスに行って・・・
「来週、北海道に行くんだ」と母に。
実は、母は北海道の夕張生まれで
20歳のとき、はるばる東京までやってきたのだ。
50年以上前。それ以来一度も帰ってない。
だからいうのをちょっと、躊躇していたのだ。
「まぁ、私も行きたかったわ」と
いわれると思ってさ。

そしたら母は、そんなこといわなくて。
思わずこちらから
「来年は一緒に行こうね」といったら
「わからないね、私はもう歳だから」
そんなこといわないでよ~!

とりあえず土産を買ってくるから
待っててね。

来月はお父さんの命日だから
お墓参りにも行こう。




劇団イナダ組

2006-10-27 00:06:25 | 大泉洋とCUE
来週、北海道へ行くんだけど・・・
こんなのあるのよね。


■劇団イナダ組「亀屋ミュージック劇場(ほおる)」
作・演出:イナダ
出演:森崎 博之 江田 由紀浩 棚田 佳奈子 飯野 智行 川井”J”竜輔  
    黒岩 孝康(札幌スーパーギャグメッセンジャーズ 他
日程
11月1日(水) 19:30開演
11月2日(木) 19:30開演
11月3日(祝) 14:00/19:30開演
11月4日(土) 17:30開演
11月5日(日) 12:30/17:30開演
 ※開場は開演の30分前となります
会場:道新ホール(北海道札幌市中央区大通西3丁目)


NACSの森崎さんが出るのよ
連れもいるし、勝手な行動はできないけど・・・
これやってるとき、いるのよね、私・・・北海道に。
ううぅ・・・「そこに山があると、登らずにいられない」
とりあえず明日、ロッピーチェックしてみよ!

北海道は寒いかぁ~

2006-10-26 01:09:24 | 大泉洋とCUE
寒いらしい・・・山の方では初雪とか。
ヤフーで天気予報を見ると、思わず北海道のも
見てしまう今日この頃。

今日、旅行会社からクーポン券も届いたのだ。

しかし今、洋ちゃんは京都なのよね。


フジテレビスペシャルドラマ時代劇『明智光秀~神に愛されなかった男~』に
大泉洋出演決定!!
2007年新春放送予定
出演:唐沢寿明、柳葉敏郎、上川隆也、長澤まさみほか
脚本:十川誠志(『交渉人 真下正義』)、演出:西谷弘(『東京タワー』)


洋ちゃんは明智光秀の娘婿、秀光の役らしい。
唐沢寿明と義理の親子とな・・・

つま恋

2006-10-24 00:15:22 | できごと
すごいなぁ・・・
『今日までそして明日から』も
『落陽』『わが良き友よ』も
30年経っても、色褪せない。

『神田川』も『妹よ』もレコード家にあった。
EPね、45回転。

あの頃・・・
ある人は拓郎が好き
ある人は甲斐バンド
ある人はさだまさし
ある人はオフコースが好き

でもあの時代の曲ってみんな、歌えるの。
同じ時代を生きた者なら。
今流行ってる曲で、30年後
そんなふうになってる曲はあるんだろうか。

吉田拓郎はいわば
荒れ野をブルドーザーで耕した人なんだって。
だからその後に皆、いろんな芽をだすことができたんだね。

つま恋ライブでゲストに出た
中島みゆきを見たら、
『間宮兄妹』思い出しちゃった。
お母さん、やる歳になったんだねぇ、みゆきちゃんが。