つかの間3人家族

おにいちゃんが野球部の合宿に行ったので
しばらくはダンナといもうとと3人家族。

ならばつかの間『3人家族ごっこ』。
デザートも3個パックのを
沢山買ってきた。

ちょっと寂しいけど
逆に楽しむ気持ちで。
こうやって子どもは
だんだん巣立っていくのね。
自分もそうだった。

元気に帰って来てね

家日和／奥田 英朗

ネットオークションで自分が評価されることにハマる主婦、
リストラされたら「じゃあ私が」と奥さんがあっさり働きに出て
主婦業に甘んじつつ、けっこう悪くないと思うダンナなど
『家』をモチーフにした短編集。

奥付を見たら奥田 英朗さんって
大藪春彦賞なんてとってるんだ。
そんなイメージからはほど遠い、
リアルでユーモアにあふれた世界なの。

なかでも私は『家へおいでよ』が好き。
奥さんが自分の物を持って別居したので
突然空間が空き、それを埋めるべく
買い物に行くうち、奥さんに遠慮していた
本来の自分の趣味がよみがえり、
どんどん居心地いい空間にしちゃう。
そんで家に居場所がない会社の同僚達が
そこをたまり場に・・・そして
そんな話。
これって結婚してる人なら
わかる話だよねー、好き好んで
誰かと住んでるんだけど、自分の好みばかり
ストレートに出せないもの。

他のもみんなイイから
読んでみて。
ただ最後の『妻と玄米ご飯』のオチは
ダンナに寄り切ってほしかったなぁ。
玄米もいいけど、トンカツもおいしいもん。

家日和 奥田 英朗 集英社 このアイテムの詳細を見る