そして夜には「どんどん焼き」がありました。
お当番さんは夕方5時に集まり、事前に用意しておいた薪に火をつけ準備します。
雨も降らず風も吹かず、いい具合に炎が上がります。
地区の皆さんも徐々に集まってきました。
6時。御小屋の投入。
数人で担って投入するのですが、これはお当番さんに限らず男の人は皆快く手を貸してくれます。
大火の上にスクッとうまく収まりました。
一瞬辺りは暗闇となりました。
モクモクと濃い煙が立ちヒバのバリバリという心地よい音とともに
勢い良く炎が立ち始めました。
歓声が上がります。
それぞれに正月飾りや達磨や書初めなどを炎に投げ入れます。
炎が納まってくるとおだんごを焼きます。
おだんごの焼けるいい匂いが漂ってきます。
火の勢いがなくなってくるとともに、人影も減っていきます。
お当番さんはひたすら炎を見つめ燃え尽きるのを待ちます。
薪の量もちょうどよかった、いい熾きができた、持って帰りたい
などなど話していましたが
徐々に口数も減り静まり返り暗闇が戻り体もすっかり冷えてしまいました。
消防団の人たちにも手伝ってもらって完全に消火したのが8時半。
これまた、最初から最後まで見届けたのは初めてでした。
おもしろかった。
次回は十何年後か。たまにまわってくるお当番さんだから頑張って面白くやれるというものですね。
育成会の役と重なって連日のご奉仕でしたが、これでお役目は全て終了しました。
やれやれ。