悔いているのだと 識ってから
あたらしい罪の重さが 加わった
葡萄の房の青い実が
かぼそい枝を たわめるように…
私のなかに 堅い果実が
一つぶ一つぶ ふえてゆく
とおい希いに 傷み
青い重さに 魂を たわめながら
酸っぱい 未熟な 純潔の
悔の痛みに耐えて生き
小さな励みを
いたわりすごしたのは 空しかったか?
ああ しかし それらの木の実に
甘やかな悲哀を 滴らせ
愛のゆるしのめぐる日を信じよう
美しく熟れる季節を信じよう!
あたらしい罪の重さが 加わった
葡萄の房の青い実が
かぼそい枝を たわめるように…
私のなかに 堅い果実が
一つぶ一つぶ ふえてゆく
とおい希いに 傷み
青い重さに 魂を たわめながら
酸っぱい 未熟な 純潔の
悔の痛みに耐えて生き
小さな励みを
いたわりすごしたのは 空しかったか?
ああ しかし それらの木の実に
甘やかな悲哀を 滴らせ
愛のゆるしのめぐる日を信じよう
美しく熟れる季節を信じよう!