Shirakuのモノローグ

矢坂芝楽の日々あれこれを綴ります

新世界も美味かった

2015-06-30 23:01:47 | 食事
先日、観劇の為に大阪へ行ったのだが、会場から通天閣が近く、通天閣のある新世界と言えば、やはり串カツである。
という事で、しっかりと串カツを食べてきた。


僕のお薦めは「だるま」なのだが、この日は「近江屋」へ入った。


実は近江屋には以前も来た事があり、こちらの串カツも僕は好きである。
どういう表現をすればいいのか分からないが、とにもかくにも他の店とは違うのだ。
けして薄いわけではないが、衣がさらりとしているというのか…
それだけでなく、油っこくもない。
故に、次から次へとお腹に入ってゆく。
そして串カツには酎ハイが合う。

酎ハイを片手に、久しぶりの大阪で久しぶりの串カツを堪能させてもらった。

観光客で賑わっているが、どことなく下駄履きの似合う大阪の新世界という町も僕は嫌いではない。


通天閣の真下には、少年時代に好きだった「キン肉マン」のロビンマスクが何故か…
しかも等身大である。
これはツーショットの写真を撮っておかねばならないと思い…


芝居、歴史、そして食と、十二分に楽しめた今回の大阪の旅であった。

幸村最期の場所(大阪 天王寺・安居神社)

2015-06-29 21:18:40 | 旅日記(県外)
先日は観劇の為に大阪へ行ったのだが昼公演であり、14時過ぎには終わった。

実は観劇後に時間があればどこかに立ち寄りたいと思い、前日に会場のある日本橋の近くに何かないかと調べてみれば、少し歩かなければならないが天王寺が近く、その辺りには四天王寺や今宮戎がある。
しかしながら、僕が行きたいと思った場所は地図を見て直ぐに決まった。
それは戦国時代の武将“真田信繁(幸村)”の最期の場所である安居神社であった。

来年2016年の大河ドラマは「真田丸」で、真田幸村の生涯を描いた作品である。
それ故に、一足早くゆかりの場所を訊ねておこうという思いからであった。
過去に一度訪れているが、いま一度新たな気持ちで…

会場であるインディペンデントシアター2ndから、一旦市営地下鉄の恵比須駅へと戻り、そこから四天王寺に向かって歩く。
天王寺動物園の前を過ぎると、もうそれほど距離はない。
動物園の向こうには通天閣が見える。

安居神社の前に辿り着くと、2度目であるにも関わらず興奮を抑えきれず、足早に中へと入っていく。

そして、社殿よりもその脇にある石碑と幸村像が一番に目に入る。


幸村像は疲れた様に座っているが、不思議な事に、僕にはその表情は戦に敗れた無念さではなく安堵の表情に見えた。

作った人の思いか、それとも長きにわたる戦乱の世の終焉を思ってか…

幸村は、大坂夏の陣で徳川家康を討つ為にその本陣にまで迫った猛将であり、その最期もまた潔く、この地で敵に囲まれた時に「この首を手柄にせよ」と言葉を残して討死している。

少年時代に見た、池波正太郎氏原作のNHKのドラマ「真田太平記」で草刈正雄さんが演じた真田幸村の美しい散り様が思い出された。

平成21年には、幸村の故郷長野県上田市より、シダレサクラとソメイヨシノが、この安居神社に植樹されている。


真田十勇士など多くの伝承を残し、また多くの人に愛されてきた真田幸村…
その幸村を主人公にした来年の大河ドラマ「真田丸」…
是非とも大人のドラマになる様、期待している。

夢に向かって(DREAM)

2015-06-28 21:51:33 | 観劇
今日は“三ツ星キッチン”の「DREAM」を観劇に大阪へ。


三ツ星キッチンは、今年の2月に行われたひこね演劇鑑賞会の例会「パルレ ~洗濯~」に出演されておられたKAZZさんと武者真由さんが所属されている劇団である。

会場は、日本橋の“インディペンデントシアター2nd”。

この会場は2度目で、何年か前にヨーロッパ企画の舞台を観ている。
160席ぐらい? の小劇場で、演劇には、これくらいの箱が丁度良いと僕は思っている。

さて、今回のお芝居だが…
三ツ星キッチンさんは始めてであったが、とにかく期待以上であった。
観る前から気になっていた、“高田安男”という存在…知る者にしか分からないこのキャラクター…
不自然極まりないそのキャラクターが、見事なほど自然に溶け込んでいる。
そのキャラクターには、少し惹かれてしまった。

当然それだけではなく、ストーリーもしっかり作られていて、日常の生活を扱いながらも、その中にある人それぞれの悩みや喜びを巧みに使って感動に持っていく。
まさに笑いあり、涙ありの人間ドラマ。
そして何より熱い!

僕も今回の舞台設定となった職場で長く働いてきたので、共感する部分も多かった。
心に響く作品で、本当に楽しませて頂いた。

それと、前説の時に撮影会があり、写真を撮らせてもらうのだが、そのまま携帯電話の電源を切ってもらうというのは、ひじょうに良いアイデアだと思った。


DREAM…

まさしく夢のある舞台であった。

「龍人の樹」稽古22日目

2015-06-27 21:54:01 | SUZUMARU
今日は全ての場面から幾つかを抜いて行う。

全体の流れは出来ているので、ここから先は細部に拘っていく。
特に第2場は舞台上に人が多くいるので、より目を配っていかなければならない。
毎回、あれやこれやとやりながら、ようやく理想に近いものになってきた。
後は全ての人物がそこに入った時にどうなるか…

そして、まだまだなのが第3場である。

今後は第2場、第3場を重点的に進めていく事になると思う。

守りの工夫(彦根城Part2)

2015-06-26 22:19:40 | 旅日記(県内)
5月14日(木)の事である。

この日は春先から始めていた近場のぶらり旅を次の段階に進める為、一区切りとして天寧寺、山田神社と廻った後、最後に選んだのは彦根城であった。
彦根城は既に訪れていたが、実はその南側は見ていなかったのである。

バイクを置き、先ず向かったのが大手門。
南側にある、もう1つの表門である。



今は石垣だけで、その上に建っていたであろう櫓はなく、表御殿の残る表門に比べると寂しい感じはするが、往時はきっと立派な門が建っていた事であろう。

ロケバスが止まっていて、天守閣の方から甲冑を着た女性が下りてくるのが見えた。
何かの撮影でもあったのであろうか。

そして大手門から南へ行くと、上級武士の屋敷があった場所に旧西郷屋敷の長屋門がある。

この門は、隣にある今は裁判所となっている庵原屋敷で建てられたもので、明治に旧西郷屋敷に移築されたと言われている。

そこから南に目を向けると京橋口門があり、門を抜けるとキャッスルロードへと続く。
この京橋口門も石垣だけが残り、今はかつてその上にあった櫓はない。
ただ、この石垣の裏側は櫓の長さに合わせた石段が作られている。

この石段は「雁木」と呼ばれ、城が攻撃を受けた際には、多くの兵が一度に櫓へかけ上がれるようにと造られたものである。
彦根城では、この「雁木」が各所に見られ、そこにも戦いの城としての工夫が伺える。

さて…

彦根城については残すところ「埋木舎」だけとなったが、この日は見送る事とした。
いずれまたの機会に訪れてみたいと思いながら僕は彦根城を後にしたのであった。