電気柵
イノシシは珍しい動物ではない。私の生活している地域では、身近だ。9月初め頃に、もう暫くするとサツマイモが採れる、と楽しみにしている矢先にネット柵を破りイノシシが畑に侵入。彼らの口を楽しませることとなった。そんな付合い相手。
付近を散歩する方からは「見かけましたよ。群れでした」などと聞く。私は、足跡やミミズ欲しさに畦溝を潰した跡などを見かけるが、まだ姿は見ていない。昨年は里芋、今年は柵を強化したが、サツマイモ・里芋・ヤーコンを彼らの口にプレゼント。
手直しすれば崩す、の繰り返しのイタチゴッコ対策に、これから電気柵を計画しようとしている。既設置の人は「効果がある」と言う。しかし見ていると2年前は電気柵だけ、今年は、内側の多くの部位にネットも取り付けてある。どうも一種だけでは完璧でないようだ。
150㍍弱長さの電気柵、設置には手数も費用も掛かる。一方の私にとっては、柵内は荒らされない。他方のイノシシにとっては、退治されないため生存できる。この電気柵をウインウインの関係を作る良「策」と考え、上手く付き合ってゆこうではないか。