やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

タバコ事件

2006年09月25日 | ビジネスシーン
先日、あるマンションの住人から「お宅の社員がエレベーター内でタバコを吸っていた、不審な点があるのでマンションの出入りを禁止したい」というような電話がありました。

そのマンションでは壁にタバコの吸殻を押し付けてあったり、ごみが捨てられていたりということがあり、犯人探しをしていたようです。たまたま朝刊配達の人とエレベーターで出会ったところ吸っていたタバコをすぐ隠した。その後見ていたら○○号室に新聞を入れたからお宅の社員だと思う、エレベーターでタバコを吸うぐらいだから何をするか分からない。

だから出入り禁止にするといったものでした。

配達担当者に確認したところ、本人はタバコはいつも支店に置いて配達に出るので吸うことはありえないし、エレベーターでその方と出会ったことはない。入れるところを見たというがそれなら顔を合わせているはず。

ということで本人を連れて、その方のところに伺ったところ、結局あいまいな答えで「まあいいです」ということになりました。このような悪い噂が立つことが一番怖いことなので、お伺いし当社の社員ではないことを納得してもらいましたが、とりあえずホットしたというのが本音です。

当社では、行動規範により店内はすべて禁煙(外に灰皿はありますが)、配達中ももちろん禁煙にしています。喫煙は犯罪ではないが、今、消費者の見る目は厳しいから社会常識に反するようなことはしてはならない。この仕事だから許されるということはないと、この点については厳しくし対応しているつもりです。

そうは言っても一人になれば何をするか分からない。だから規則で厳しくするのでなく、何故、行動規範を守ることが必要なのかを事あるごとに説明し、またプロジェクトチームで社員の理解を高める活動をしています。

この件については、月例会議でも全社員に報告しましたが、地域住民の見る目が厳しくなっていることを実感したのではないかと思います。

でも残念ながら同業者の中にはくわえタバコやノーヘルで平気で配っている人もいるようです。だから新聞配達員は信用できないと、ひとくくりにされてしまう。

悲しいことです。

当社もやっと社員から「行動規範プロジェクトをやってよかった」という声が出るくらいまでになりましたがまだまだ足りないところもあります。

業界全体が良くなるように、その模範となれるようにもっともっと努力しなければなりません。