やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

ありがとうの心を育てる

2006年09月13日 | CSマネジメント
月曜日はビデオ研修会でした。毎月新聞休刊日を利用して、優れた企業のビデオを鑑賞した後、意見交換をしています。

今回は「ありがとうの心が会社を変える」ホテル志戸平のビデオでした。

岩手県花巻市にあるホテル志戸平は195室1015名収容という東北でもトップクラスの規模を誇る温泉旅館ですが、平成8年に大規模な改修をしたものの設備の豪華さに頼った経営でよいのかと悩んだ久保田社長が「ハードよりハート」に方針転換し社員の「ありがとうの心」を育てる経営改革に取り組みました。

事例として
ありがとうグループミーティングで「ありがとう詩集」の作成
「ありがとう音頭」の制作とお客様への披露
「ありがとうコンパ」の開催
「チャレンジシート」の活用
など「ありがとう」に徹底して取り組み、理念の共有化、社員のベクトルとレベルをあわせることにより、顧客満足度の向上、リピーターの増加を実現したそうです。

旅館といえば施設管理、仲居、フロント、料理、営業、経理など様々なセクションがあり、ともすれば縦割りのセクション主義に陥りやすい欠点があります。そういったことから部門横断的なミーティングやコンパが理念の共有化にうまく作用したのでしょう。

ビデオからは社員が生き生きと明るく、前向きに働く姿を見ることができました。

「5つの経営姿勢」の中にはこのような一文があります。
我社は「ありがとう経営」を通じて明るさと元気を提供する「元気提供企業」であり、楽しさと感動を提供する「感動創造旅館」たる会社を作り上げます。

当社も新聞販売業ではなく、お客様の暮らしを豊かに楽しくする「生活情報サービス業」となることを目標にしていますので、この経営姿勢には共感しました。

取り組み自体は当社とも共通する点は多々ありますが、ホテル志戸平さんまでになるにはもう少し時間がかかりそうです。

このビデオを参考にしてまた新たな取り組みをしていきたいと思います

ホテル志戸平

ビデオDOIT