やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

木綿のハンカチーフ

2006年07月24日 | 音楽
日曜はNHKの「のど自慢」見ながら昼食をとることが多いのですが、いつも素人さん達が元気に趣向を凝らしながら、しかも老若男女が入り乱れて歌う様子を楽しんで見ています。なぜかこの番組見ていると平和な日本を見ているようで安心するんです。

ところで昨日のゲストは太田宏美。年を取ったとはいえ変わらぬ清楚な姿で、あの名曲「木綿のハンカチーフ」を昔のままの伸びやかな声で歌うではありませんか!!いやー懐かしいなあー。しかし「のど自慢」で見るとはねえー。

私事ですが進学して東京に住むようになったその頃、この曲が大ヒットしたんですよね。

田舎に残した彼女が「都会の絵の具に染まらないで帰って」と願うのにも関わらず、一年もたたないうちに都会の楽しさにハマって行く彼「ボクはもう帰れない」という手紙を受け「涙拭く木綿のハンカチーフを最後にください」と書く彼女。

この曲、当時絶好調だった作詞家、松本隆と作曲家、筒美京平のコンビによる作品ですが時代背景をうまくとらえた傑作だと思います。田舎から上京して東京に住むようになった人々にとっては共感する歌だったんじゃないでしょうか。特に団塊の世代の人には心にしみる歌だったと思います。

今や日本中が金太郎アメのように都会化してしまった日本では、もうこういう歌は出来ないでしょうねえ。



木綿のハンカチーフ。絵文字動画付きバージョン。笑えます。

ハァーミットドルフィンでライブ

2006年06月12日 | 音楽
日曜日は久しぶりにジャズライブでした。

バンドは秋田慎冶トリオ。50人でぎっしり満員の会場はいつもと雰囲気が違う。よく見ると7割が女性客、しかも若い(といっても10代20代前半ではありませんので念のため)、それにどうやら彼らの追っかけもいるようでした。

「ルックスも大切ですから」とはお隣になったFMハロー内藤アナの弁。(そういえば今日インタビューオンエア17時だそうです)確かに3人ともなかなかいい男。

ジャズミュージシャンといえば昔は髭などはやして皆ぶしょったい(方言か)感じだったのに最近は皆小奇麗になっちゃってイケメン。ところで最近の若い連中ってどうして皆、格好いいのでしょうか?食いモンのせいかなあ?オシャレがうまくなったからかなあ?(オヤジのヒガミ)

てなことはさておき演奏のほうはというとこれまた格好いいし実にうまい!!

日本の若手ジャズを聞くといつも思うことですがリズムがいい、変拍子から4ビート、ブルースへと一曲の中で苦もなくリズムチェンジを繰り返すところは凄いと思います。子供の頃からジャズ・ロック・フュージョン・テクノ・ファンクとかあらゆるリズム・音楽を普通に受け入れているからなんでしょう一様にテクニックは抜群ですね。

その上、甘いハーモニーも重ね、こりゃ確かに女性ファンもつくよなあと思います。

事前情報なしで行きましたが、2時間半充分楽しめるライブでした。
今回は1STアルバム発売記念ということですが、CDもBGMでもドライブにも最適、お勧めです。

秋田慎治プロフィール
ハァーミットドルフィン


ドナルドフェイゲン「モーフ・ザ・キャット」

2006年05月27日 | 音楽
ここ一ヶ月くらい毎日聞いていたCDがスティーリーダンの片割れドナルドフェイゲンが13年ぶりに発売した新作「モーフ・ザ・キャット」。

ステーリーダンといえばイーグルスやドゥービーブラザースなどウェストコーストサウンド全盛期にイーストコースト代表といわれたバンド。都会的な洗練されたサウンドで当時流行の一流スタジオミュージシャンを豪華に使ったアルバムが評判でした。

学生時代から好きで、すべてのアルバムを聞いていますが、このCD13年ぶりのソロとはいえ誰にもまねの出来ない独特な洗練されたサウンドは昔と何も変わりません。

このCDでも一曲目出だしのベースサウンドから引きつけられます。どうしてこんな深みのあるいい音がでるんでしょうね。

83年の「ナイトフライ」、93年の「カマキリアド」に次ぐ3部作で死生観について歌われているのだそうですが歌詞がわからなくても侘び寂びを感じるサウンドをぜひ一度聞いて見てください。

特に1曲からシングルカットの2曲目、レイチャールズの亡霊と語り合う3曲目がお勧めです。