やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

アシックス鬼塚会長の色紙

2006年08月31日 | ビジネスシーン
アシックス鬼塚会長にいただいた色紙、私の宝物です。

2年前、フジサンケイビジネスアイ浜松支局が主催する講演会でいただいたのですが、講演では戦争体験から始まり起業に至るまで、なぜ靴のメーカーをはじめたか、失敗経験、オリンピックでの出来事、中小企業のサバイバル戦略についてなど、86歳という高齢にも関わらず情熱あふれる熱弁を振るわれました。

最後には舞台から飛び降りるパフォーマンスを披露され観客全員が鬼塚さんに魅了されたことを覚えています。

鬼塚会長は世界的シューズメーカーを一代で築かれた方ですが、戦争の生き残りとして死んでいった仲間達の為に何かをしなければという熱い想いから起業されました。

「動機善なるや、私心なかりしか」ということが起業を成功させる条件であると述べられましたが、まさに純粋に企業は社会の公器であるということを実践されてきた方なのだと思います。

いただいた色紙は3枚
「健全なる身体に健全なる精神が宿れかし」
「今やらねばいつできる、わしがやらねば誰がやる」
「志あれば道拓く」

名前が間違って「一貫」になっていますが(笑)「志」の色紙が一番好きです。

最近、行政主導で起業家の育成に力を入れていますが、技術的なことよりも、理念や哲学について、まさに鬼塚会長のような方に教えていただくことが大切ではないでしょうか。

鬼塚会長、先日もNHKの番組で元気な姿を拝見しましたが、起業家の育成の為に、ますますのご活躍をお祈りいたしております。

アシックス

タワレコ倒産の理由

2006年08月30日 | マーケティング
先週、「“タワレコ”の愛称で知られる米音楽ソフト販売会社大手のタワーレコードを運営するMTSが、20日付でデラウェア州の連邦破産裁判所に連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請していたことが、分かった。日本のタワーレコードは、すでにMTSから独立しているため影響はない」
というニュースが流れました。

新聞にはIPODなどのデジタルプレイヤーの普及とネットによる音楽配信が主因と書かれていますが、これから音楽業界はどのように変わっていくのでしょうか?

私、大の音楽人間でありまして、浜松駅前のアクトにタワレコがあったときは毎週のように通っていました。昨年閉店して、郊外のイオン市野に移転してからは、さすがに月に1回くらいしか行きませんが、その分つい大量にまとめ買いしてしまいます。

CDショップの楽しみは、試聴して好きなものを見つけたり、廃盤になっていた昔のバンドのものを見つけたりと、そういったものを探しながら店内を見ているのが楽しいんです。中でもタワレコは種類も豊富で一時間くらいはうろちょろしていても飽きない。

タワレコが郊外に行っただけでも寂しいのに、つぶれてしまったらどうすればいいのかと思いますね。

静岡の老舗「すみや」もTUTAYAの参加に入ってしまったし、どこも苦しんでいるようです。

ただアメリカの事情は新聞に書いてあるようにネット配信の影響もあるけど、たぶんウォルマートに代表されるディスカウントストアの影響によるもののほうが大きいのではないでしょうか?数年前から経営不振に陥っていたようですから。

実はウォルマートはCDの全米一の販売業者なのです。

他にも食品はもちろん、玩具、DVD、衣料品、スポーツ用品、ビデオゲーム、ダイヤモンド、果ては銃器まで、あらゆるアイテムのナンバーワン企業です。

おもちゃのトイザラスがおかしくなったのもウォルマートの影響といわれていますからタワレコも同様の原因ではないかと私は思うのですが。

日本ではまだ成果を挙げていないウォルマート(西友)。アメリカとは小売環境が違うのでまだしばらくはタワレコも大丈夫かもしれませんね。




がんばれ野球部!!

2006年08月29日 | ビジネスシーン
実は今年、我社に軟式野球部が誕生しました。

高校時代野球部だった社員が何人かいて今もクラブチームに所属しているというような話から盛り上がってできたものです。

「浜松市の野球連盟に所属して公式大会で社名をPRするから」とおねだりされ、ユニフォーム、道具類すべて買い揃えました。

日曜日は練習試合。
エース岡野の好投と奥宮内野手のエラーを帳消しにする満塁ホームランなどで5回までに10対1と大量リードしていたものの、老獪なサンデーズの粘りに根負けして最後は10対11の逆転負け。

なんとも我社らしいゲーム運びでありました。

でも早朝業務を済ませてからだからバテてもしょうがないかな。

9月からいよいよ公式戦がスタート、早く一勝してもらいたいものです。

野球部の皆さん(応援団も)勝ったら焼肉おごるからね!!

毎日経済部長の講演

2006年08月28日 | ビジネスシーン
26日(土)恒例の浜松毎日文化サロンが開かれました。今回は原経済部長、テーマは「経済ニュースの裏側」

主な内容は3つ

M&Aについて
今年も紳士服や製紙会社のM&Aが話題となっているが、昨年のライブドアや村上ファンドによる株価操作を目的としたものとは違いそれぞれの業界での生き残りをかけたものであるが、紳士服のフタタの場合、父親である会長がAOKIに株取得を打診したのがきっかけなのに、息子である社長や現経営陣への説明が不足していたことからコナカに行ってしまったこと。
また王子製紙のTOBにしても事前の根回しが不足していることから反感を買い不成立となるであろうこと、つまりM&Aで大切なことは事前の打ち合わせであり、敵対的買収で成功することはほとんどない。

安倍政権について
ほぼ安倍総理となることは間違いないだろうが、安倍さんはどちらかというと経済音痴、小泉さんもそうだったがブレなかった,安倍さんはどうか。実は経済界では福田さんを推す声も多かったが、それは中国、韓国はじめ、アジア諸国との取引改善が重要であることから。日本の企業は国内での成長は難しいのでアジアでの市場拡大を目指している。秋に開かれるAPECで日中、日韓の首脳会談は成立するかもしれないが、来年、安倍さんが靖国に参拝するかどうかでその後の関係はわからない。

消費税について
来年は参院選があるから改正はないだろう、年金の積み立て不足となる09年というのが現実的だが08年になる可能性もある。7%か8%というのが妥当な所だろう。しかし政府として日本の将来に対しどのようなビジョンを持つのか明確にすることが一番重要なことであると思う。

最後の質疑応答では
新聞業界もM&Aが起きたら言論統制は起きないか(新聞社は未上場なのでありえない)
将棋連盟の名人戦の問題は、朝日と共催するのか?

というようなヒヤヒヤする質問も出ましたが、中身のある楽しい講演会になりました。

アスタラビスタ

2006年08月26日 | マーケティング
どっかで聞いた言葉だなあと思っていたら映画「ターミネーター2」でシュワルツネッガーが決め台詞として使っていた文句だったんですね。

確か「地獄で会おうぜベイビー」とか訳されていた気がしますが、スペイン語で「また会いましょう」の意味だそうです。

で何のことかというと「アスタラビスタ」という日本のベンチャー企業が米国製のDVD自動レンタル機を都内の地下鉄駅に設置して利用開始、一年後には全国のコンビニや飲食店などに3000台を設置、会員数60万人、売上高40億円を目指す。(フジサンケイビジネスアイ記事から)というもの。

お手軽にコンビニでDVDがレンタルでき、どこでも返せるとなれば便利だし成功するかもしれませんね。

社名がニクイねえ。

産経IZA



佐藤養助商店の稲庭干饂飩

2006年08月25日 | 麺類
毎年、秋田に住む友人から送られてくる稲庭干饂飩。

7代目佐藤養助さんの手づくりうどん、まるでそうめんかと思うぐらい細く、それでいてまさにツルツルのシコシコ麺!!実に上手い!!

箱に入っていた由来記
「稲庭干饂飩は江戸時代中期に生まれたとされる。本家は稲庭吉左ェ門であったが、一子相伝の技が絶えることを憂い、当家二代佐藤養助に受け継がれた」のが由来だそうですが、雪深い山里の保存食から藩主への上納品、江戸への献上品、そして宮内庁御用達と評判が広がり、今では秋田を代表する名産品となったのだそうです。

間もなく公開される映画「UDON」(小西真奈美いいね)に取り上げられるように、讃岐うどんのブームは続いていますが、稲庭うどんも忘れてはいけませんね。

佐藤養助商店

熱中症対策

2006年08月24日 | ビジネスシーン
さて昨日は半ズボンの話題でしたが、夏場で気になるのは熱中症対策。

夕刊は午後3時過ぎからと一番の炎天下で配達するわけですから、熱中症にならないようにと心配になります。冷蔵庫で飲み物を冷やして持っていく人も多いですね。

昨年は希望者にクールバンダナをプレゼントしました。水や冷蔵庫で冷やして首に巻くとバンダナの中に入っている素材で冷たさが長持ちするというものですが20分もすれば暖かくなるし、水を吸ってべとべとするしとあんまり好評ではなかったようです。

他にもクールスプレーをプレゼントしたりといろいろ考えるんですが評判のいいものはまだ見つかっていません。

サロンパスのように貼ることで冷やすものもあるようですが毎日使うとなるとお金もかかる。

何かいいものないでしょうか?
ご存知の方、是非教えてください。

いい大人が半ズボン

2006年08月23日 | ビジネスシーン
さてその産経IZAで先週盛り上がったのが「いい大人が半ズボンなんて」というコラム。

作家の吉川潮さんが書いたコラムですが
「公共の場に平気で半ズボンで出かけるのはアメリカ人と日本人だけ・・・・偏見を承知で言うが、半ズボン野郎の顔をしみじみと見ると、どいつもこいつも仕事ができそうにない感じがしてならない。・・・・・・・・
 大人が半ズボンを着用するのは家の中だけ、せいぜい近所に出かける時くらいにしておいたほうがいい。半ズボンをはいたら町内を出るな!」
という結構過激な内容のため異論反論も多く、ブログエントリーが一日で100を超える賑わい(??)を見せていました。

このコラムについての意見ではないのですが、当社でも半ズボン論争が昨年あったんです。

昨年からユニフォームを全社員統一しました。
春・夏はTシャツ(長袖・半袖可)の上に真っ白なポロシャツを重ね、薄手のジャンパーを羽織る。秋・冬はトレーナー(白・赤・グレイ)の上に厚手のウィンドブレーカー、ウォームアップパンツを着用するというものですが、このように決定するまでには、かなり時間がかかりました。

外で配達する仕事ですから人によって体感温度も汗のかき具合も違う。また配達もマンションやアパートが密集し階段が多い区域(つまりすぐ汗をかく)、田んぼばかりで一軒入れたら次の家まで100~500メートルくらい離れている区域(風が強く非常に寒い)と場所によっても様々。他にも夏でも長袖を着たい女性もいるというように、それぞれの要望にすべて応えられるようユニフォーム委員会の皆さんには時間をかけ苦労して決めてもらいました。

さてそこで出たのが夏場の半ズボン問題。

基本的にズボンはジーパンか綿パンなら自由、ジャージは不可なんですが、夏場の半ズボンを認めるかどうかでかなりモメました。

夏場は非常に暑いので短パンでなければ大変、バイクでの仕事だからもし転んだりした場合大怪我になりやすいし見栄えも良くないので禁止したほうがよい。

どちらも一理あり決めかねたのですが結論から言えば、暑さ対策として短パンは認めるが基本的には長ズボンを勧める。見苦しくならないように短パンは会社で指定したものを履く事。としました。

「いい大人が半ズボン」TPOの問題としては確かにその通りでしょう。でも夏場バイクでの仕事、暑さ対策も考えるとやむをえないのかなとも思っています。

産経IZA コラム


産経IZAが面白い

2006年08月22日 | ビジネスシーン
産経新聞社がブログニュースサイト「産経IZA(イザ!)」をはじめました。

なかなか見ごたえのあるサイトです。特に記者62人のブログの充実度がいい。政治経済からサンスポ記者の芸能・アダルトまで、硬軟取り混ぜたニュースサイトというのは今までになかったもの。

産経新聞社の本気度が伝わってきます。

産経デジタル社が運営しているということですが、旧態依然とした新聞社ではネット業界のスピードにはついていけないので、別会社にせざるをえなかったのでしょうか。

でもこれからの新聞業界を考えると、例えば産経デジタル社が上場し、旧来の新聞社をコンテンツ制作会社として養っていくというのも、ありえない話ではないという気がします。

今月末には韓国からやってきたオーマイニュース日本版も鳥越俊太郎編集長のもとスタートします。
産経IZA。WEB2.0にかけて新聞2.0と呼んでいるそうですが、ブログ新聞、これからの新聞業界を占うことになるかもしれません。

産経IZA


夏休みの宿題

2006年08月21日 | ビジネスシーン
皆さん、夏休み期間中はいかがお過ごしでしたか?
私達の仕事はお休みはありませんので、基本的に普段と変わりませんが、でも先週は夏休みらしい出来事がいくつかありました。

その1
小学校の生徒さんが夏休みの自由研究でお母さんと一緒に見学に来られました。

「静新チャレンジクラブに入って、静岡新聞社まで見学にいったので、新聞が出来てから家に届くまでどうなっているか知りたくて」ということでしたが、オリコミや配達についてなど社員にいろいろと質問していたようです。

こういった見学はいつも大歓迎!!これがきっかけで新聞やニュースにもっともっと興味を持ってもらえればいいですね。

その2
インターンシップで来られた専門学校の生徒さんに一週間、情報紙エムズニュースの編集手伝いをしていただきました。

「仕事が面白い」といってもらえたのが何より嬉しいことです。

その3
お客様を「親子ふれあいの旅」と称して静岡まで、駿府匠宿と静岡新聞・SBSの見学にお連れしました。44名の方にご参加いただきましたが、静岡新聞社ならびにSBSの見学を楽しんでいただけたようです。

さてどうして当社ではこのようなイベントや取り組みをするのか?
それはもっともっと、新聞のこと、新聞販売店のことについて興味をもってもらいたい。特に次世代の皆さんに知ってもらいたいからなんです。

多メディア化の時代、新聞を家庭でとるのは当たり前のことではなくなりつつあります。もう一度新聞の価値、新聞店の存在意義をちゃんと消費者の皆さんに理解していただく努力が必要です。

まだまだ試行錯誤の連続ですが、できることから少しずつ取り組んで行きたいと思っています。