昔、「ハッピーでないのにハッピーなんて書けません」という遺書を残して自殺したコピーライターがいました。すでに30年近く前のことなのでうろ覚えですが(もし詳しくご存知の方いましたら教えてください)著名なライターの自殺ということでマスコミにも取り上げられ社会問題として提起されたように思います。
このことを、ふと思い出したのは、アイフルが違法な取立てをして業務停止処分を受けた事件からです。
アイフルといえば、かわいいチワワとさえない中年男性の交流をほのぼのとしたタッチで描いたCMで誰もが認知する会社になりましたが、業界としては準大手。たぶんこのCM効果を生かしてアコムやプロミスなど大手に追いつこうと社内では猛烈な発破をかけられていたのだろうなということは容易に想像が付きます。
金融庁がこういった処分をするのは会社全体が極めて悪質な体質であることの証ですが、以前他の大手サラ金会社でも事件があったように規模が大きいとはいえ問題の多い業界にもかかわらず口当たりの良いCMを大量に流して市民権を得ていくという今の状況でいいのでしょうか?
広告とは本来実態を表すもので嘘があってはならないはず。商品の流通に対する規制はありますが、企業のイメージ広告にも何らかの規制というものはできないものか、または決算上の数字以外でも企業の実態を明らかにする方法はないものかとも思います。
サラ金業界が日本経済の裏方であり、いわゆる表の銀行など金融業界を支えている仕組みであることも理解します。でもだったら黒子は黒子であるべき表舞台に出るべきではないというのは暴論でしょうか。
今朝の毎日新聞には「顧客本意自ら放棄」と三井住友銀行が押し付け販売による業務停止命令を受けた記事が出ていますが、金融庁の業界健全化への今後の取組みに注目していきたいと思います。
サラ金に限らず実体のない企業がCMのイメージだけで伸びていくこの風潮が社会に与える影響は計り知れないものがあります。広告業界自体がもっと自浄作用を持つようになることを強く願います。
売れればいいじゃあ駄目!!
ということでGW前に堅い(青い?)こと書きましたが、連休中はしばらく気軽なペースで気楽な内容を書いていきたいと思います。
このことを、ふと思い出したのは、アイフルが違法な取立てをして業務停止処分を受けた事件からです。
アイフルといえば、かわいいチワワとさえない中年男性の交流をほのぼのとしたタッチで描いたCMで誰もが認知する会社になりましたが、業界としては準大手。たぶんこのCM効果を生かしてアコムやプロミスなど大手に追いつこうと社内では猛烈な発破をかけられていたのだろうなということは容易に想像が付きます。
金融庁がこういった処分をするのは会社全体が極めて悪質な体質であることの証ですが、以前他の大手サラ金会社でも事件があったように規模が大きいとはいえ問題の多い業界にもかかわらず口当たりの良いCMを大量に流して市民権を得ていくという今の状況でいいのでしょうか?
広告とは本来実態を表すもので嘘があってはならないはず。商品の流通に対する規制はありますが、企業のイメージ広告にも何らかの規制というものはできないものか、または決算上の数字以外でも企業の実態を明らかにする方法はないものかとも思います。
サラ金業界が日本経済の裏方であり、いわゆる表の銀行など金融業界を支えている仕組みであることも理解します。でもだったら黒子は黒子であるべき表舞台に出るべきではないというのは暴論でしょうか。
今朝の毎日新聞には「顧客本意自ら放棄」と三井住友銀行が押し付け販売による業務停止命令を受けた記事が出ていますが、金融庁の業界健全化への今後の取組みに注目していきたいと思います。
サラ金に限らず実体のない企業がCMのイメージだけで伸びていくこの風潮が社会に与える影響は計り知れないものがあります。広告業界自体がもっと自浄作用を持つようになることを強く願います。
売れればいいじゃあ駄目!!
ということでGW前に堅い(青い?)こと書きましたが、連休中はしばらく気軽なペースで気楽な内容を書いていきたいと思います。