更新日付 | 在厩場所 | レポート |
2021/10/20 | 辻野泰之厩舎 | 本馬は9月5日の小倉競馬に出走。最後の直線で歩様が乱れながらも10番手で入線を果たしましたが、レース後に競馬場の診療所で検査をおこなったところ、左前(内側)繋靱帯断裂で競走能力喪失の診断が下りました。トレセン帰厩後はギプス装着により左前を地面につくことができましたが、症状悪化による歩行不能、また疝痛や合併症による急変の可能性を考慮し、入院馬房にて消炎鎮痛剤を投与しながらの治療を継続。このたび獣医師より移動可能の診断とともに退院の許可が出たことを受け、本馬の競走馬登録を抹消し引退の運びとなりました。レースへの復帰は叶わない状況ながら、1ヶ月以上もの治療期間をいただく形となりましたことお詫び申し上げますとともに、皆様よりご理解、ご協力を賜りましたことに深く感謝申し上げます。会員様より本馬の今後を心配するお問い合わせをいただきましたが、おかげさまで引退競走馬のサポートをおこなう支援団体TCCへの移動が決まりました。レッドレイル号の今後につきましても暖かく見守っていただければ幸いです。出資会員様へは追って書面にてご報告させていただきます。長い間、レッドレイル号へのご声援ありがとうございました。 辻野調教師「エコー検査を実施した結果、『引き続き消炎鎮痛剤の投与(一日1回)は必要になるが、概ね順調に回復している。これなら移動しても大丈夫』と担当の獣医から移動の許可が下りたため、今朝(水)引受先となるTCCセラピーパークへ移動しました。左前の繋靭帯が完全に切れてしまっているため、人を乗せて速歩、駈歩をすることが不可能で、一般的な乗馬への転用ができません。普通の乗馬クラブに受け入れてもらうことが難しく、引受先探しは難航したのですが、縁あってTCCさんの施設に入厩することができました。競走馬として思うような結果を出すことができず、また、仕方がないとはいえ登録抹消がここまで遅れてしまい、出資会員の皆様には大変申し訳ない気持ちで一杯です。その反面、現状ではベストと思える受け入れ先へ送り出すことができて正直ホッとしています。角居厩舎の助手時代からの付き合いで思い入れがあるだけに、感慨もひとしおです。向こうで穏やかに過ごしてくれることを切に願っています」 |
2021/10/14 | 辻野泰之厩舎 | 辻野調教師「入院馬房で引き続き経過観察中ですが、昨日から特に変わりはありません。近日中にエコー検査をおこなう予定で、その結果が良好で獣医の許可が出れば移動が可能になるでしょう。ここまで順調にきているだけに、もう少しの辛抱だと思います」 |
2021/10/13 | 辻野泰之厩舎 | 辻野調教師「ギブスを外して経過観察に努めていますが、どうしても左前に体重が掛かると球節が沈下するため痛みはあるはずで、まだ消炎鎮痛剤の投与を打ち切ることはできない状態。それでも寝起きや馬房の中を動くことはちゃんとできていて、疝痛を起こすこともなく経過としては順調と言えるでしょう。このまま何事もなければ移動の目処が立ちそうです」 |
2021/10/07 | 辻野泰之厩舎 | 辻野調教師「昨日(水)午後に担当獣医の診察を受けて、その結果を踏まえて相談した結果、ギブスを外して経過観察をおこなうことになりました。ここのところずっと順調に推移していますし、昨日もお伝えしたようにギブスが擦れることによって生じるリスクも考慮した総合的な判断によるもの。ギブスを外すと負重を掛ける際に球節が沈むため、素の状態であれば痛みが少なからずあるはずで、消炎鎮痛剤の投与を継続してしばらく様子を見ることになります。ここを乗り越えれば移動の目処が立つと思うので、最後の関門になるでしょう。もうひと踏ん張りして欲しいですね」 |
2021/10/06 | 辻野泰之厩舎 | 辻野調教師「入院馬房で一日1回の消炎鎮痛剤の投与を継続しつつ、引き続き経過観察に努めています。鎮痛剤を投与している分、患部の痛みはありません。ただ、馬房の中で動く際にギブスで擦れるのを馬が若干気にしていて、どうしても擦り傷ができてしまうので、細菌が入って腫れたり化膿したりしないように消毒や治療を適宜おこなっています。それでも経過としては順調で、今日の午後か明日(木)にでも担当の獣医と今後の治療方針や移動の時期について相談するつもりです」 |
2021/09/30 | 辻野泰之厩舎 | 辻野調教師「引き続き入院馬房で一日1回の消炎鎮痛剤の投与を継続しつつ、経過観察をおこなっています。昨日から特に変わったところはなく、今後も同様に様子を見ていくことになるでしょう。普通のギブスに交換して、消炎鎮痛剤の投与を打ち切ることができたら移動の目処が立つと思います。何か変わったことがあれば、随時報告させていただくつもりです」 |
2021/09/29 | 辻野泰之厩舎 | 辻野調教師「今週の月曜日に入院馬房へ移動しました。一日1回の消炎鎮痛剤の投与、起き上がりなどでギブスがずれた際の巻き直し、ギブスで擦れてしまう膝の治療(消毒、薬の塗布)等をおこないつつ、引き続き経過観察に努めています。劇的な良化こそ見られないものの経過としては順調で、担当の獣医も『合併症などを引き起こす可能性は今のところ少ない』とコメントしているように、ゆっくりとではありますが快方に向かっているのではないでしょうか。移動が可能になるまでは、引き続き入院馬房にて経過観察をおこなっていきます」 |
東京TCより
レイル君のレポート更新。
ついに引退となりました。
レース中に左前(内側)繋靱帯断裂を起こしてどうなるかと
思いましたがなんとか回復してきて引受先に移動できるようになり
正式に引退と言うことが決定しました。
ディープ産駒で角居厩舎と言うことで出資しまして引退するまで
18戦しました。
勝ち上がれず障害にも行ったりその後戻ってきて平地で連続
2着するなども惜しいレースをしてくれたり。
18戦した半分の9戦は掲示板に乗ってくれて頑張ってくれました。
普通なら体の良い常用馬と言うことで行方不明になる馬が多い中
この仔は角居先生の縁でしょう、TCCに面倒見て貰えることが
決まってホッとしてます。
早く痛み止めも飲まないようになってゆっくりと過ごして貰いたい。