なんか、職場で本の貸し借りが流行ってて~。
というのも、コトの起こりは一ヶ月ぐらい前。なんかの拍子に村上春樹の話題になって、
「村上春樹よみたいんだけど、誰か持ってない?」
っていう声が出たのです。しばらく様子みてましたが、どーやら誰も持ってない様子。で、まあ、うちの本棚にそれなりに揃ってるから、わたしが貸すことになり・・・。そしたら、ひょんなことから遠く離れた営業所のヒトから、わたしが持ってない1Q84の1巻を貸してもらえることになり・・・。いま読んでます。これ、話進むの?このペースで分厚いの三冊なの・・・?ちゃんと完結すんの?とほほ。
1Q84 BOOK 1
で、わたしがハルキを貸した人々からは、口々に「つまらない」の大合唱をいただき、うちの職場で、ハルキ大不評ですよ。やれやれ。
しかし不評なのはハルキばかりではなかった・・・。1Q84を貸してくれたヒトが「これオススメだから、そっち(わたしがいる中部本社っぽいとこ)で回し読みしてみて」って貸してくれたのが、コレ。西原理恵子の「パーマネント野ばら」。
パーマネント野ばら (新潮文庫)
あっという間に読めるマンガで、15分で読んだんだけど、不覚にも涙が出るほど感動。うっかり大感動。
「これは自信を持ってオススメだ!」
と、感動を語りつつ、会社で回してみたら・・・あららら、読むヒト読むヒトに、これまた大不評でビックリしてしまった。
「涙出ませんでしたかっ!?」
と聞いたら、
「むしろどこで泣けたか教えてください」
と逆に聞かれてしまった・・・。
「だいたい、何の話かワカラン」
との声多数だったので、わたしは真顔で答えましたよ。
「いや・・・何って。愛について書いてあるんですよ、コレ!!」(力説)←力説して失笑をかった
そうやって周囲をドン引きさせて一週間後。某さんがロッカールームでわたしに袋を差し出しました。
某さん:「Kさんのために、オススメ本を持ってきました!」
わたし:「は、はい!?」
某さん:「これです!」
わたし:「・・・(見て絶句)。」
恋は、あなたのすべてじゃない (青春文庫)
・・・な、なんか、愛や恋に迷っているヒトと思われたのかっ!?
「きっと答がみつかりますよ」的な、微妙なホホエミとともにコレを渡されてしまったぞ!
で、いま読んだっす。
自分のなかに生まれた「恋愛の芽」に目をやる余裕がないのでしょう。せっかく「あの人いいな」というときめきを「この人といっしょにいたいな」という胸の高鳴りを感じても、それを育てようとはせずに、「面倒くさいから見ないふりをしてしまう」。
それでどうするかというと、恋の炎が鎮火するのを待って、純愛映画で愛情を疑似体験しながら、「いいなあ」なんてオダギリジョーに恋するわけです(笑)。恋に自分の心を揺さぶられることが、それほどイヤなことなのかな。
か、感想いいづらい・・・!
まあ、これは恋愛のススメみたいな本だから、こういう話の流れになるのは仕方ないと思うけど・・・。大人になって思うに、恋愛だってあらゆる事柄と同じように「向き不向き」あるし、人によって関心の度合いって違うよね~。それでいいと思うけど。
で、とにかくこの本をまるっと読み終わった瞬間、ものっすごく「ありえないぐらいロマンティックで純愛」な歌劇が見たくなって、いま「うたかたの恋」を再生中。(←疑似体験に溺れすぎるな、という本のメッセージ丸無視)
ふう。まあいいや。
はやくわたしを、さらいに来て、ルドルフ♪
(↑現実と妄想が混濁気味の31才)
あやねちゃんのマリーは最高だのう~っ!
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