ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】またまた嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行した米空軍第353特殊作戦群

2024年02月17日 | 嘉手納基地

2024年2月15日(木)晴れ 嘉手納基地

米軍はかって読谷村でパラシュート降下訓練を強行していた。度々予定地外に降下し、事故(殺傷事故を含む)をおこしてきた。そこで1996年12月SACO合意の一環で、「負担軽減策」と称し、伊江島に変更されたはずだった。

 同合意「訓練及び運用の方法の調整」

①県道104号線越実弾砲兵射撃訓練 略

➁パラシュート降下訓練ーパラシュート降下訓練を伊江島補助飛行場に移転する。

③公道における行軍 略

 米軍は、この明文を破棄しているのだ。日本政府はSACO合意を遵守させなければならないのに、守らせていないのだ。伊江島に訓練を移転後、嘉手納を使ったのは今度で17回目だという。なかでも12月、1月、2月と3連チャンだ。

米軍はこう言って例外だと主張。「伊江島の滑走路の状態が悪く安全に使えない」からだと。だったらさっさと直せ! しかしMC-130という飛行機は裸地でも離発着可能な、それこそ特殊作戦のための航空機だ。またパイロットもそのための訓練を日々重ねているはずだ。多少使い勝手が悪い方が、理にかなっているとすら言えるだろう。

 現に、去る1月、伊江島でもパラシュート降下訓練をやったのだ(伊江島に離発着せず)。こうした言い訳は通用しない。へりくつにもならない。ただ日本政府・防衛省のオールイエスが承諾してしまっている。

 私は嘉手納でのパラシュート降下訓練を撮りに行った。

国道58号の嘉手納警察署の先から嘉手納基地を覗く。フェンス越し。奥にKC-135空中給油機が停まっている。14:54

降下は15時から18時だと聞いてきた。

RC-135電子偵察機が離陸。海側の南西方向だ。15:05

この後、航空機の離発着が途絶えた。やるのだろう。

私は基地側歩道から反対車線側に移動した。

庇のある場所で、一休みしていた。

16:28 音もなく降下してきた。航空機は不明。海側からおりたのだろう。MC-130だとプロペラ機だから、自動車騒音にかき消される。太陽が西にかかっており、この右側は逆光になっている。

16:28 左に下りていく。

16:29 自由降下傘という操作性が高いパラシュートだ。1回目4人が嘉手納基地の中に下りた。

私は前景を確認できる場所に移動した。嘉手納警察署の背後へ。嘉手納町庁舎の側。

降下は当然そのときの風向・風速を計算して行なわれる。予定降下地点におりるためだ。ある作戦に基ずく以上、そうなる。

2回目。16:48

8名だが、この中には5名。

航空機はMC-130特殊作戦機だったが、逆光で撮れなかった。今度は音も聞えていた。

この嘉手納のMC-130特殊作戦機は第353特殊作戦群だ。

左に向かう。16:48

中望遠でも8名全員を納めることはできなかった。

16:48

16:49 

フェンスの奥に下りそうだ。16:50

下りていく。18:50 

左の尾翼はKC-135空中給油機だ。大型機の駐機場辺りか。

16:50 

計8名か。16:51 国道58号を失踪する車からは、彼らを見えていないだろう。

格納庫を取り壊している。奥に管制塔が見える。16:51

もう一回あれば、左にずれてあそこらに入らないかな。

こういう感じに入れば、くっきりわかる。16:54

やはり嘉手納町役場の屋上に上がらせてもらえば、良かった。

16:55 MC-130特殊作戦機だ。あれだな。時計と反対回りで飛んでいる。

17:00 大分近くなってきた。それと陽が落ち始めており、太陽が機体にジャストミートしている。

17:22 基地のフェンス上方であり、高度を随分下げている。左(北)へ。またまわってくるだろう。

もう一度あるのかな。

17:49 3回目だ。今度も降下直後を撮れなかった。建物の影になっているから物理的に不可能だ。

カメラ・レンズを取り替える。

17:49 5個(人)がおりてくる。辛くも全部入った。

17:49 

17:50 管制塔の間に入った。国道上の柱が邪魔だった。

17:50 管制塔より左側の解体している建物の後ろだ。

17:51 

17:52 下りる。3回目は8人ということもあろうが、降着時間に差が出た。

右奥で左旋回。17:55

後部ハッチは完全に閉まっている。もう終わりだろう。

17:55 左に消えていく。

18時を回っても機体はみえてこない。18時10分終了だと考える。撤収する私。

米軍は何故こうも約束を反故にするのか。伊江島飛行場の問題ではないのではないか。特殊部隊の活用を本格的に考え出しており、そのための訓練強化かも知れない。私たちはそう疑うべきだろう。沖縄の空に君臨する米軍はいらない。

 

 



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