ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】【重要な訂正】今週の嬉しい話しと嫌な話し(伊良部島沖墜落事故ー①)(20230407)

2023年04月07日 | 沖縄暮らし

 おはようございます。今週も週末がやってきます。私の4月4日段階の予定では、「これからの沖縄で私は何をやっていくのか?」を4月5日にもまとめるはずでした。9割方できていますが、まだ未完。

 しかしご存じの通り、4月4日、安和で起きた弾圧に遭遇し、昨日、逮捕された人が釈放されるまで、大忙し。4日朝から一字も進んでいません。もうしばらく先送りします。

 昨日の沖縄タイムスに名護市久志でジュゴンの糞が見つかったとでていました。大発見です。久志と言えば、辺野古の隣。東から大浦湾をまたいで一直線の場所です。埋め立てられてしまった辺野古崎周辺は海草藻場が広範にひろがっていたところです。久志で糞が見つかったということは、この海域にジュゴンは生存しているのです。詳細は不明ですが、そこは間違いない。食み跡が確認されている伊是名島あたりから国頭沖はさんで、久志辺りまでをひとつの生息圏にしているかもしれません。基地建設がジュゴンにとって大きなダメージになっていることは間違いありません。餌場を奪われたらどうしろというのですか。

 こうした事実をみれば、玉城デニー知事が行なった国の変更承認申請に下した「不承認」処分の正しさが浮き上がってきます。基地建設とはまぎれもない自然破壊であり、戦争に備える基地は住民生活を破壊するものです。沖縄を戦場に想定する作戦を描く防衛省です。そうした連中が言う「自然破壊にならない」などの主張は全く信用できません。戦争こそ最大の自然破壊だからです。その真実を語る口を塞いでいるからです。

 ところで弾圧に明け暮れていたら、今度は宮古島周辺で陸自のヘリが墜落したとか。私はてっきり空自のヘリが墜落したのかと思いましたが調べたら陸自の第8飛行隊。熊本(高遊原分屯地=熊本飛行場の一角)のUH-60JAでした。第8師団の師団長まで搭乗していました。空自の宮古島のレーダー基地にヘリのサイトがあり、ここから宮古島周辺の地形を偵察していたようです。

 このUH-60JAの航続距離は約470kmですから、①熊本(熊本飛行場)ー鹿屋(海自の飛行場)、➁鹿屋ー奄美大島、③奄美大島ー那覇基地(那覇飛行場)、④那覇基地ー宮古と燃料の補給を受けながらきたのでしょう。彼らの作戦にとって航空輸送は不可欠です。一連の空路の確認もやったのでしょう。

【補助タンクを付けていれば、1300km飛ぶようだ。熊本空港から宮古島まで飛べる。以上訂正します(4月8日10:58)】

 まだ詳細は明らかではありませんが、わざわざ熊本から師団長が来るのは、異例です。この第8師団は機動師団です。戦時を見据えた部隊展開の案がまとまり、第8師団傘下に第42即応機動連隊があることが、今回の偵察飛行と関係しているでしょう。「島嶼奪還作戦」の肝を練るための偵察・視察だったのではないでしょうか。だとするといよいよ琉球諸島の島々も平時から有事へのシームレスな作戦態勢が整うということです。石垣島にもミサイル基地はできました。あとはうるま市にできれば、与那国島から奄美大島へつながり、西部方面隊(熊本に司令部)、全国へと繋がっていきます。

 私たちは琉球諸島のどこも戦場にさせない取り組みを急がなければなりません。逆に言えば、だから弾圧が強まることは必然です。嫌ではありますが、だからこそ丁寧な闘いが重要です。心を引き締めて闘い抜きましょう。



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