ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

沖縄ぜんざいと、2ショットs(20230828)

2023年08月30日 | 沖縄暮らし

 8月28日のことだ。東京から来た8名の学生と寮の世話役、計10名を辺野古から汀間、瀬嵩とご案内した。私にガイドを頼んできたのは、Iさんだ。私は2年前に、ガイドする定まった場所を失った。だから話しをするのは、ごく希になっている。その上、まだ病み上がり。何をどう話せばいいのか、困っていた。

 朝、初めて皆さんにお会いした。現場の図面と、私が書いた小難しいレジュメ、自分の自己主張を交えたリーフレットを差し上げた。本日の予定を話して、いざ出発。挨拶の中で、1996年「安保再定義」の話しを少しした。「SACO合意」(「負担軽減」論ー普天間移設論)はそこからでてきたダマしうちだと。彼らは皆、まだ生まれていない時代のことだ。

 私は尋ねてみた。「安保再定義」に触れて、それは何故行なわれたのかと? 名答が返ってきた。「冷戦構造の崩壊」でしょ。ピンポーンです。誰も分からないかと思っていたが、こうした正解に、私は気を良くした。知っていると、知らないでは大違いだ。

 汀間からグラスボートに乗った。ここでの説明役は船長さん。私は後ろで聞いていた(別稿参照)。下船後、瀬嵩の浜で普天間移設論のまやかしや、ここに飛行場等が来たら、その基地被害は普天間以上になるだろうことも話した。ここでも簡単なやりとりができた。応答ができることは心強い。彼らは少しは勉強してきたのだろう。考えるためには勘が働かないと。今、船から見たこともプラスになったはずだ。

 その後、食事を皆さんで食べた。私は8名の中に入り、食べるよりも話していた。彼らは私に聞いてきた。何故、東京から沖縄に引っ越してきたのかと。幾つかの訳を話した。まぁ、納得してくれただろう。そのうち、I さんが沖縄ぜんざいを皆に振る舞ってくれた。沖縄ぜんざいは沖縄の食べ物。氷菓子風だ。金時豆と黒糖、白玉の上に氷がかかっている。そこで私は氷といっても砕氷の具合で味(味覚・触覚)が変わること、如何に食べるかでも味が異なることを話した。氷の溶け具合を観ながら、いいタイミングで食べると、より旨く感じるはずだと。

 小難しい話し手から、甘い物好きの、味覚・触覚を活かす食べ方を話すヘンな奴だと思われただろう。こだわりは、何事にも重要なのだ。笑えるこだわり。いつもしかめっ面だけでは、ダメだと思う。

 ここで私たちは、別れる。最後に全員(12名)で記念写真を撮ることになった。その前に、彼らは、私と2ショットと言って撮ってくださった。一人、二人、三人、四人。こんなノリはなかなかない。ありがとう。大浦湾と沖縄ぜんざいが取り持つ関係か。

 そう、軟らかい話で繋がれることは重要だ。肩肘張ったばかりでは、辛すぎる。今回は偶然だったが、今後も、こういう展開になれば、いい。

 皆さん、最後までお気をつけて沖縄を学び楽しんでください。台風(11号)の動向に気をつけて!



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