ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散をお願いいたします】【補正】明日、5・15なのに…(20240514)

2024年05月14日 | 沖縄暮らし

本日は2024年5月14日(火)曇

 ここ数日涼しい。窓を開けると、寒いくらいだ。明日は5月15日。沖縄が日本国に復帰した日だ。米国が沖縄民衆の日本復帰にむかう力を、米日共同の支配下に置けば、楽に制御できるとした日だと言えるだろう。私はヤマトンチュだが、忌々しく思う。彼らの野望どうり、「楽に制御できている」ようだからだ。

 「復帰」から52年が経過するが、何が変わって何が変わっていないのか? ここを冷静に観て、考える必要がある。パスポートなしに楽々と行き来できるようになった。これは確かな大きな変化だろう。開発が進み、自然がガリガリ壊されている。軍事の力に、経済開発の力が加わったのだ。沖縄発の経済力はついていない。「本土資本」優先だ。暖かい海に囲まれた島だから、観光業が育成されるだろう。だがその観光業は、外からの観光客を当てにするしかない。そして有事になってしまえば、彼らは、そこを見通して、如何にして待避するかを考え始めている。観光業の基本は平和にあるとの洞察が見られなくなった。翁長雄志知事の死去に伴い、この動向が強まってきた。

 与那国島、石垣島、宮古島に自衛隊基地ができ、米国・米軍の「先鋒」を果たす軍隊が整えられつつある。再び沖縄が戦場になる、再び沖縄が「捨て石」になる日がくるのだろうか。

 自衛隊は、米軍の2軍ながら、中国と対峙する軍として、最前線に据えられている。一方で、この国じたいが平和憲法を投げ捨て、国家の根幹に軍事力を据えてきた。再び来た道だ。新基地建設断行のために、「代執行」をもやったのだ。民主主義とは180度異なる実態に置かれているのだ。

 ここで私は問いたい。こうした「日本」にしたのは、誰だろうか? 財界だし、米国だ。しかし民主主義を手放す人たち全てがこうした動きに加担しているのだ。5・15に考えるのであれば、こうしためんどうな、長い歴史を遡らなければならないだろう。うんざりするが、今このままにしていては、どうなるかわからない。政権を司る政治家や官僚に責任を取る姿勢が全くないからだ。野党はどうなのか? 

 雨の合間にイジュを楽しむハイキングを楽しみたいものだ。沖縄は、自然を楽しめる沖縄であって欲しいものだ。そのためには「沖縄本島」と「先島」という分断を是とした発想を超えなければなるまい。今回の嵐は、「先島」からやってくるからだ。但し、現代戦は、瞬時に「沖縄本島」を襲い、日本全体(特に基地や軍事産業のある地域)を戦火に包み込む。

 戦争という「嵐」を避けることは、できるはずだ。避けるための努力を私は重ねていきたい。絶望しないために。光明を見いだすために。みんなで頑張ろうよ。



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