ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】【補足】米軍がオスプレイ全機種・全機の飛行停止を決めた中で(20231207)

2023年12月07日 | 普天間基地を観る

2023年12月7日(木)晴れ

 昨日、私は辺野古でMV-22の飛行音を聞いた(既報)。死角の中で撮影できなかったのだ。本日、私は普天間基地周辺を歩いた。北東側と南西側だ。11:30-18:20 不思議なことにMV-22の1機の飛行音も、1機の飛影も見なかった。15時頃から嘉数高台公園に行った。詳細を省き、結論だけ書いておく。

これが嘉数高台から見た普天間飛行場だ。左が滑走路、右が駐機場。17:10

滑走路は標高約70mだ。普天間飛行場は宜野湾市の高台にあり、約470ヘクタールを基地に盗られたままだ(1945年6月以来)。

高台公園の標高は約90m。この展望台(3F)は100mほどある。

17:21 駐機場は日陰になってきた。MV-22が16機。CH-53大型ヘリが4機、AH-1対地攻撃ヘリが5機。UH-1ヘリが1機だ。MV-22は全機で24機だから8機が不在。そして米軍当局はオスプレイ全機(世界中で運用している全機)の飛行停止を決めていた。空軍のCV-22、海兵隊のMV-22、海軍のCMV-22の全機種だ。

 米軍が、突然この措置に踏み切ったのは意外だった(遅すぎる決断という批判は、当然だ)。今回の屋久島沖での墜落原因が、パイロットの不首尾によるとは言えない事情を把握したのだろう。構造的な問題があるだろうと覚ったのだろう。この飛行停止がどこまで長引くのか、対策を講じることができるのか、できない場合どうするのか、極めて興味深いことだ。

 ここにいない8機のMV-22はこの飛行停止が解除されない限り戻ってこれないはずだ。どこにいるのだろうか?

 沖縄では沖縄県議会、宜野湾市議会、名護市議会(2023年12月7日ー既に挙げている市町村議会あり)などで飛行停止を求める決議文が採択された。保革を問わない全会一致だ。オスプレイ撤去の声が強まるだろう。2012年のような大衆的な広がりに発展するかも知れない。私も必ずこうした大きなうねりを作りだしていきたい。

日がもうすぐ沈む。17:27

誘導灯に灯が灯った。UC-12Wヒューロン(軽輸送機)がタッチアンドゴー、周回飛行を繰り返している。17:35

私たちは、普天間基地の即時返還を求めていこう。住民が軍用機に脅えずに暮らせる空を取り戻そう。

そして私は日本政府に、防衛省にもの申したい。そこは、別途書かせていただく。

 

◎追記:一時しのぎの飛行停止。確かにそのとおり。オスプレイ開発中の事故の多発、実戦配備後の多発を踏まえれば、技術上の(機体の構造的欠陥)は改善されていない事は明らかだ。その目処も立たないだろう。普段辛くも飛んでいるのであり、これがトラブリ始めるとバランスを崩して機体を維持できなくなる。この全課程を究明し克服できなければ、また事故を繰り返す。その真因が水平モードと垂直モードを2重にしたが故の「いいとこ取り」にあるのだ。彼らには、よほど頭を冷やして頂きたい。

私たちは、この「2重のいいとこどり」がオスプレイ全般に潜在的な危険をもたらしていることを理解し、オスプレイの撤去を強く要求していこう。そして民間機の安全第一と軍用機の安全二の次の基本的な違いに注目する必要がある。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。