ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】予測通りのサンセットだったのだが(20220819)

2022年08月20日 | 残照

2022年8月19日(金)晴れ 再び恩納村名嘉真の西に出かけた。県民の森の北側であり、熱田まで約500mの場所(名嘉真からは約2000m西)。16日にサンセットを撮った場所だ。

到着時間にそれらしくなってきた。国道58号から砂浜に降りる。

18:18 誰かの足跡がある。ヤドカリの足跡も。ただ先日いたスナガニの仲間は見当たらない。日が傾いてきたからだろうか。

本日の撮影ポイントを探しながら岩に乗ってみたりする。18:21

撮影するかもしれない砂浜を自分で絶対に歩かない。足跡をつけない。

すると嫌な音が聞こえてきた。頭上の「敵機」だ。上空に戦闘機がぐるぐる旋回中。どうせ見えないだろう。

北側に伊江島の城山が見える。右は瀬底島。水納島との区別がつかない。18:28

本部半島安和鉱山。森のえぐられ方がはっきり見える。午前中に来たらもっと鮮明に撮れるだろう。18:29

海側の岩の上から。雲もなくストレートに沈みそうだ。18:31

この時間に邪魔者は腹立たしい。しかしレンズを替える。

頭上で捉えた! 18:33

見えたと言うことは、高層雲の下を飛んでおり、高度5000m~7000mぐらいか。目で見たら点。機種が判然としない。

ゴーゴーだけがはっきりときこえてくる。

18:39 内陸側に飛んで行く。

 

どうだ!真上だ。F-35かな。これだけ遠くて真上だと…。いや、F-15、断定できない。18:40

18:40 もうちょいピンが良ければわかるのだが。

3機かな。

18:40 うるさい!何しろ邪魔!!

油断してたら何しに来たのかわからなくなる! 18:43

頭上高層に絹層雲がたなびく。18:44

18:46 日が沈むの早くなってきたな。

落ちる。落ちているのかも。18:47 太陽から光が照射され、地球に届くのは8分20秒後だそうだ。

岩の上から降りて。18:48

こういう神聖な時間を邪魔されること、我慢がならない。

私は無神論者。神聖とは、純な気持ち、他者の介在を許さない場面・瞬間。祈りとかは関係ない。

でも「頭上の敵機」はあいかわらずだ。18:50

これを「敵機」と言わずしてなんと表現するのか?!

国家による、国家間の同盟関係と、私は無関係でありたい。否、敵機なのだ。神聖な時空を破る物だから。「点」が放つ音はすさまじい。近代技術の暴力性を音だけでも痛感する。

18:51 平穏なサンセットと残照。轟音に耐え、純に向き合う。

18:52

18:54 

18:54 しかしロマンチックムードはぶち壊された。

18:55 

18:56

18:57

18:58

18:58 ここまでだね。

足下を見たらヤドカリがうごめいている。18:59 

明るい物をみていたので、暗く感じる。ピントが悪いのはそのせいです。

砂浜から国道に藪道を駆け上がる。

一筋の残照。19:03

西方の海を見る。19:04

「黙想の家入り口」まで戻る。

明かりがついているホテル。19:10 今夜は赤い残照を撮る気がしない。その気力がない。

「黙想の家入り口」(バス停)前で、バスを待ちながら、機材を片付ける。

リュウキュウコノハズクが啼きだした。夜のとばりにも轟音が続いている。

バスの中から残照を見た。撮るのは次回だ。

 

本当に悔しいね。私は沖縄の闇にまだまだ迫れていない。その意味でも悔しい。

 

 

 

 

 

 

 



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