新潟市にある山田コンサルティング事務所

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「考える」は技術

2009年11月16日 | 経営
「考える」というのは技術 … だと私は思っています。

技術とはどういうことかというと…。
例えば、「髪を切る」という技術があります。
ハサミがあって、ある程度、手が自由に使えれば誰でも髪を切ることができます。しかし、それと美容師さんの「髪を切る技術」は違いますね。美容師さんは理論を学び、訓練を重ね、技術を身につけます。そして、技術を磨き続けます。

また、「お箸を使う」というのも技術です。
技術だから、正しい持ち方を教わり、訓練しないと上手に使えるようになりません。

「考える」も同じです。
考える方法や理論を理解し訓練しないと、考えるという技術を習得することはできません。

コンサルティングをしていると、経営者の方が「どうにかしなきゃと思うんだけど、どうしたらいいかわからない」とおっしゃいます。こういうときには、「考える」しかないのですが、考える技術を持っていないと答えが出ません。
「どうしたらいいか、ずーっと考えているんだけど」とおっしゃることもありますが、考えていたら、どこかの段階で答えが出ているはずでは? 多分、「ずーっと気になっている」といったほうが正確だろうと思います。

もちろん、会社や事業について大きな方向転換を迫られているような問題については、簡単には答えは出ませんが、答えが出ない原因として、考える技術が不十分ということもあります。

考える技術は、会社を経営している人だけでなく、すべての人に必要です。仕事をするうえでも、家庭生活をおくるうえでも。考える技術を身につけると、仕事の質がグッと上がりますし、人生が充実します。

考える技術を身につける第一歩は、「論理思考」を学ぶことです。書籍もたくさん出版されていますし、セミナーもあります。ぜひ一度、触れてみていただきたいと思います。

著作権:山田まり子


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