安良里ヤマナカ海話

西伊豆安良里ダイビングセンター山中のブログ。安良里や黄金崎の海、生物、人、ダイビングについて思いつくままに

ダイブマスターは誇りある仕事なのだ!!

2006-05-16 18:55:54 | 指導
ダイブマスターのトレーニングで
現地での緊急手順について調べる?項目がある。

受付のカウンターにいると
「ここの緊急連絡先を見せてください」
といわれるので
お見せすると
「コピーできますか」
は~~~
と思いつつコピーして差し上げる。
さわやかに「ありがとう」といわれて終わる。

きっと
このコピーで、この方は課題が終わるのだろう

めでたしめでたし か~~???

本当にこれでいいのだろうか~~

安良里では誰でも使えるように
緊急手順の処理手順カードを作って、周りの人の協力を得ながらレスキューが進み、最終的に事故記録シートとともに緊急隊員に引き継がれる。そのなかの一部に各地の連絡先がある。お見せしているのはその一部である。
(以前できると思っていたスタッフが事故の際に動けなかったのを反省して作ってみた)

ダイブマスターは、自分のフィールドで、事故が起きたときに活動水域の事故処理の流れ理解しておかねばならないはず。
ダイブマスターは、自分のフィールドにおいてはインストラクターもコントロールする、地域のマスターである。
フィールドにたまたま来たインストラクターは、ダイブマスターの支持の元に、レスキュー活動を手伝うことになる。
ダイブマスターになろうとする人が、自分がメインフィールドにする地域のレスキュー体制をコピーで済ませていいのかな~~?

地域のレスキュー体制を調べる課題はすばらしい課題だ!!

各地域で地域の特性に合わせてきっちりレスキューや搬送体制を整えているはずだし、もしかしたら、その形が出来るまでに地域での根回しなどが行われているかもしれない。
そんな裏の事情なども探りつつ、レスキュー体制を見つめてみると良いトレーニングになるだろう。担当インストラクターとじっくりワークショップしたほうが良いのではないだろうか?

先日は、電話で「FAXで送ってください」と依頼されたので
さすがに、このままではいかんと思い、
「FAXでポンと送れるものではないので、一度いらっしゃいませんか?全体の流れなども解説しますから」とご返事したら、そのまま連絡が途絶えてしまった。(^_^;)
「うるせ~~~親父」と思われたかもしれないが・・・。

ダイブマスターってインストラクターの下だと思われているかもしれない。
またインストラクターの一ステップだと思っている方が多い。
何度も書くが、本来はダイビングエリアではその地域のダイビングをコントロールするマスターなのだ。

極端な言い方をすれば
インストラクターは講習する人
講習を受けた人を楽しんでもらったり、いろいろな経験や遊びを提供し、地域のルールや安全を確保するのがダイブマスターである。
ダイブマスターのフィールドではインストラクターはその子分である。
誇りある仕事なのだ!!

まさしく
安良里DCのスタッフはダイブマスター
もう少しトレーニングせねば(^_^;)!!