安良里ヤマナカ海話

西伊豆安良里ダイビングセンター山中のブログ。安良里や黄金崎の海、生物、人、ダイビングについて思いつくままに

春が近い

2006-02-27 07:14:24 | 気象
日曜日のスタッフの結婚式出席のため、
土曜仕事を終わらせて、スタッフとの「前泊ワイワイ飲み会」のために天城高原へ向かう。
天城高原へ向かう途中から、前日(金曜)の夜に降った雪で、路面以外の周りは銀世界(夜なので写真取れなかった)!!
「雪合戦でもやるか!!」「ここはスキー場か!!」と声が出るほど。
確かに安良里でも金曜日は冷たい雨が降っていたが・・・・。

漁師は
「伊豆の山に雪が降り始めたら、もう春は近いさ」
とよく言うが
確かに最近の天気は西風が続かず、雨(山は雪)が良く降る、北東の風も良く吹く。
やはり
確実に春が近い(^_^)

明日から「海辺の環境教育フォーラム」で沖縄に出張だ。
めまぐるしい温度変化に耐えられるだろうか??
楽しみである。(^_^)

結婚式は良いものである

2006-02-27 07:11:28 | Weblog
日曜日に非常勤スタッフの結婚式で天城高原に行ってきた。



身内の結婚式と言うことだったが、ダイビングスタッフ総出で出席させてもらった。
(安良里にいらした皆さん現場の人手不足で御迷惑お掛けしました)
新郎は法政のダイビングクラブの後輩だったので、久しぶりに後輩たちにも沢山会えた。
(皆成長して立派な社会人になっていて頼もしい(^_^))
結婚式は双方の親族にとって大事な顔合わせ、巨大な“氏”の交わりと、旧知の人間の再会の場でもあると感じる。
若い二人でというもの良いけど(^_^)大人数でというのも良いものである。
いい結婚式だった。(^_^)

これからの二人にとって良い門出となりますように!

できない人のマネをしてみる

2006-02-24 23:45:20 | skill
今日「土筆」が出ているのを見つけた。
春だな~~(^_^)


講習で「あれ??」この技術、今までやってきた教え方で手こずる人がいなかったのに、なんでこの講習生に限ってできないの??
インストラクターとして未熟な頃(今でもですが(^_^;))は
「この人がヘタなんだ~~」と決め付けて講習していた。(^_^;)

ある人から
できない人の真似をしてみると、何所にできない原因があるか判ると教えられた。
できない人を良く観察し、その動き(首の傾きから目線までも)を真似してみる。
普通にできる時の動作と比べて、違いを探すのである。
何所に力が入っているのか?
目線がどうなっているのか?
違いが判ればそこを直してあげることで大抵は解決する。

ただ直し方は
力が入っているか「力を抜いて」や
ストレスがあるから「リラックスして」では解決はしない。

意識焦点の転換トレーニング等を行う必要がある。
子供のトレーニング例でよく使われるのだが、
「水中の宝探し」などは典型である。

そうして一つ一つお客さんから教わりながら、色々なパターンに対応できるようになっていくものだ。この発見がインストラクションの面白みでもあった。

じゃうなぎは美味いらしい

2006-02-22 08:49:29 | junk
漁師のおじさんたちに聞いたら
ジャウナギはうまいさ~~
(こちらの漁師は「○○さ~」と“さ~”が良くつく)
体の後半部分は小骨が多くて食べにくいが
体の前部分は、白焼きして、煮付けると、ウナギよっかうまいよ~~
こん位のうまいな~~
(といって焚き火用の丸木を持ってニヤニヤしていた)
千葉では干物にするらしいし有名だな~~

私が
「以前食べさせてもらったが、どうも今一だったよ」
と言ったら

「そりゃ煮付けの仕方が悪い!!」
一同
「そうさ~そうさ~」
「上手につけるとうまいさ~~」

だそうだ

こんど上手に煮付けられたジャウナギが食べれそうだ(^_^)




ジャウナギは
このブログで話題(^_^;)のTHEウツボのことだ

冬場対策 ドライスーツにカイロ

2006-02-20 23:52:44 | 器材
私は、ロクハンやドライスーツをTPOに合わせて使っているが、
お客様はドライが普通。
ドライスーツが普及したお陰で冬でもダイビングが楽しめるようになった。

今年の冬は水温が低い(^_^;)
10年ぶりに12度台が続いている。
ドライスーツはインナーを厚くしたら暖かいかもしれないが、その分ウエイトが重くなる。
遂に
発熱する素材を買い込んだ(上下とも(^_^;))。
たくさん着込まなくても、結構暖かい気がする。
知り合いのイントラに話したら、「掛けたお金の分だけ暖かい(^v^)のだ」
なるほど。

さらに
ホカロン(商標だがとりあえずこの名前で)も使い始めた。

このホカロンが人それぞれに一言あるらしい。
貼る位置は
「腰に当てると暖かい」、
「いやお腹だ。トイレが長持ちする」
「私は背中だ」
「私は両方だ」(^_^;)

良く聞かれるのは
「濡れても発熱しないの?」
そう
よく言われるし、ホカロンは濡れるとダメと私も信じていた。

ところが
使い捨てカイロの<注意書き>を見ても、「濡らしてはいけない」とは書いていない。
こんな実験をしている人もいた。
「使い捨てカイロは燃えるか」

どうやら
そう簡単には発熱しないらしい。
どうして
「濡れるとダメ」と思っていたのか??

試しに
今このブログを書いている最中に、ホカロンに水をかけて程よい水分与えている。
熱くなっていない。
(ホカロンをお勧めしているつもりは無いので、各自の責任で処理してほしい)

ただ
低温火傷には注意しないといけない。
ドライスーツで使うと、長い時間体に押し付けられるし、位置も動かせない。
地肌に触れないように注意して使っている。







漁師は美味しいものを知っている

2006-02-19 00:18:44 | junk
漁師さんは海のものを色々な食べ方で上手に食べている
また
季節ごとに美味しい食べ物を良く知っている。

関サバなどの有名ブランドをありがたがる傾向もわかるが、生物は食べる時期や食べるタイミングによって格段に味が違ってくる。

安良里では冬のブダイを重宝がる。
煮付けにすると美味しいのである。
ただ,
美味しいのは冬だけである。他の季節は誰も見向きもしない。



今はイソナと言われる海藻が波打ち際、岩場の潮が引いたところにたくさん生えている。

先日ビーチの監視のおじさんが。「おい!イソナ食ったことあるか?なに!無い!!。よっしゃ今採ってきて、かみさんに料理してもらってくる。食ってみな」といってさっさとイソナを採って家に持って帰って煮付けて持ってきてくれた。

あれよあれよという間だった(^_^;)

暖かな煮つけを食べたら「美味しかった」
「どうだ~うまいだろう」と嬉しそうに食べている私をみている。

自分が作った野菜を美味しく食べてくれるとお百姓さんは嬉しいらしいけど、おじさんたちも同じらしい。自分たちの海のものを大切に思っている。

彼らは季節と調和して生きている。

ごみを燃やしたり、タバコの吸殻を捨てる漁師さんだけど、大きな環境とは調和している。

まさしくスローライフ スローフード
チョットくさい言葉だけど・・・

お金を頭のてっぺん(一番の基準にする)に持ってくると、根こそぎ刈り取って、隣隣へと移動していく。その姿は現代のイナゴの大発生にみえる(^_^;)。
力があるイナゴの大群みたいで、一歩狂うと人間は怖いね
開発は持続可能な状態にしないと・・・。


なぜか外人はウツボ好き?

2006-02-17 18:06:17 | junk
「ウツボニョロニョロ~」
変な日本語で話す外人のこの言葉が、うつぼを見るたびにいつも思いだす。(^_^)

滅多に海外には行かないのだが
外人はウツボ好きが多いような気がする。
ウツボと双璧は
「ライオンフィッシュ」カサゴだろう

遠くにいても
一生懸命呼ぶから行って見ると
「ウツボニョロニョロ~」(-_-;)(-_-;)
「ウ・ツ・ボ!!か~~」
とりあえず愛想良くOK・OKと返して・・・・。(-_-;)
なんでウツボが好きなのか???

日本人は
「指を噛み切る・獰猛・蛇みたい・蛇??・いきなり穴から出てくる・・・・等々」
ウツボに対するマイナスイメージが強い。これも偏見であるが・・・。
でも
体験ダイビングではウツボは、日本人の持つ偏見のお陰でいいネタになる。

一昨年
体験ダイビングでウツボがいたので
お絵かき先生に「顔は怖いけど、ウツボはおとなしい」と書いて近くで見せていた。
ちょっと体が振られたので、岩を掴んだらその下に別の小さなウツボがいたらしい。
次の瞬間!
侵入してきた私の手をガブリ!!
私の第1声が「あ!!痛!!」
痛いという感覚より驚いていたのだが、つい声に「痛い」と出てしまった。
またその声が良く聞こえたらしく

お客様を見たら
全員固まっていた。(^_^;)
まったくタイミング良いというか、悪いというか・・・

水の中では小さな出血でも、たくさん血が出ているように見える。
しかも緑色のような血。
お客様の心配を払拭するために、お絵かき先生に「大丈夫、水の中では血がいっぱい出ているように見えるだけ、痛くない平気平気、私の血は緑じゃないよ人間だよ、血は水中で緑色に見える」とたくさん書きまくったが・・・・
その後は
何事もなかったようにダイビングを続けたが
なんとなく無理しているように見えたみたい。

エキジット後
その話題で盛り上がったのは言うまでもない。
自らの体をネタにしたようだった(^_^;)
ちなみに25年6千本くらい潜ってウツボにかまれたのは始めてである。

あの体験ダイビング受けた方は
ダイビングを始めただろうか???
思い出話にはなっているだろうが・・・・(^_^;)

海はまさしくワンダーランド(^_^;)

写真は
トラウツボ
私を噛んだ奴ではない(^_^)


それにしても2段に並んだすごい歯

シースラさんのコメントにお答えして
鼻に楊枝をさしている酔っ払いのオヤジのような写真もアップしておきます(^_^)


50%ドロップアウト!?

2006-02-17 08:11:31 | 指導
ある調査による
OWを取得してそれ以降潜っていない人が50%近くもいるそうだ。\(◎o◎)/!
せっかく高いお金を出して時間を掛けて(掛けてない(^_^;))取得したのになぜ??
この数字にはチョット驚きだ~~!!

ダイビングは安全に潜らなければならないし、その為のルールや取得する技術もたくさんある。これは人間が適応しない水中に入るためには仕方ないことだし、3~4日講習すれば取得できることである(個人差はあるが)
それに
講習だって、海に潜るわけだし、講習時から驚きや感動があって楽しい。

考えられる理由の一つは、講習が楽しくなかったからだろう(他にも理由はあるだろうが)
楽しくければ続けるはずである。


楽しいってなに??と、よく考える。

世の中には鞭で打たれたり、ハイヒールに踏まれても楽しいと思う人がいるらしいから、楽しいと感じるのは人それぞれではあるが・・・(^_^;)
生物に興味を持つ人
スキルアップに興味を持つ人
器材に興味を持つ人
浮いているのが好きな人
マーメイド(^_^;)を探している人
人が好きな人
色々いる

長くダイバーを見てきて、自分を振り返ってみて、なんにでも疑問を持ったり、好奇心旺盛な人はダイビングが長続きする。
こういった人は、インストラクターでもお客様でも、一緒にいたり、遊んでもいても楽しいし。
友達としてもいい!!
逆は・・・・・(-_-;)

海の中はワンダーランドだ!
不思議ちゃん(^_^)がいっぱいだ!!
(人間ウオッチングも不思議ちゃんがいっぱいいて楽しいが・・・(^_^))
同じポイントでも毎日潜っていても飽きることはない。

どうして
50%ドロップアウトするのか・・・
もったいない。


写真はスカシカシパン
山中的にこいつが今一番ワンダーな生き物だ!!

シャークハンター

2006-02-14 22:44:02 | Weblog
私がシャークハンターと裏で呼んでいる、漁師さんがいる。
春先になると
「おいドチザメがまたいっぱい網にひっかかったぞ」
「エイブタもいっぱいひっかったぞ」
といつも話してくれる
船の水槽にも時々サメが入っている。
ダイバーに見せてあげようとしているらしい

安良里の漁師(特に潜りの漁師)はエイが嫌いなようだ(^_^;)
「エイブタ」と呼んでいる。
潜りの漁師には、特に気持ち悪い存在らしい。
別に危害を加えるわけではないのだが
食えないし・・・。

安良里の船長はダイバーが見たがる生物を良く知っている。
シャークハンターもエイがかかると殺さないで逃がしてくれる。
ただ
ドチザメは違うらしい

船長曰く
「ドチザメは美味いぞ」
「サメの中でもこいつが一番美味い」
我々が
「エイ鰭???で食べる??」
と聞くと
「いや刺身がええな、とって直ぐ食べると美味しいぞ」

ほんまかいな??
でも
美味いらしい。
今度はドチザメで一杯か(^_^;)

アマモ

2006-02-13 18:03:17 | eco
おいおい
また海草かよ<`ヘ´>
と声が聞こえそう(^_^;)

黄金崎公園にはオープンして2年ほど海草が生えているアマモ場(小さいけど)があった。
2年目の初夏に襲った強烈な台風で、根こそぎアマモ 場もなくなり、それ以降黄金崎公園ビーチでアマモ場を見ることはなくなった。

アマモ場は微細な生物の生育環境にとっては大事な場所、地域の生態の多様性を維持するためにもあった方が良い。
近年埋め立てや護岸工事でアマモ場はどんどん失われている。
各地でアマモの植え付けなどを行っている。
でも
アマモ場がなくなったのは生育に適した環境が失われたためである。なかなか元の状態に戻すのは大変である。
なくすのは簡単だが元に戻すのはとても難しいのが自然だ。

簡単に破壊しておいて、今度は「復元だ!」と騒いで、もっとお金を使うことになる。
何かを作るのにはじっくり考えて作らないとね~・・・・<`ヘ´>。

ということで
なんと黄金崎公園に写真のアマモが生えてきた。(^_^)
だが待てよ
もしかしたら
どこかから流れてきたものが刺さっているだけかもしれない。
砂の中に根があれば生育していることになる。
調べてみたくなった

悪魔がささやく
「ひっぱちゃえよ~抜けたらお前の勘違いだよ。ほら引っ張れほら引っ張れ」
天使がささやく
「アホか!!根がついてたらどうするや!!そのままにしとき」

引っ張ってみたい感情をガマンしてエキジットした
スタッフの中野ニ話したら
「だれもアマモなんか気にしないから、何だこりゃと言って、ポンと引っ張るかもよ」
「ええええっ~~(^_^;)、じゃサークルでも作って囲ってくるか!」
「そんなことしたら、アマモが珍しいと思う人はいないから、アマモの周りに何かついていると思って、それこそアマモを引っ張るかも」
「えええっ~~(-_-;)どうすりゃいいんじゃ!!かか看板でも立てるか」
「アホか」

みんな~~~
俺のアマモをそっとしておいてくれ~~
ダイバーの環境意識が試されているぞ~~~
お願いしますm(__)m