安良里ヤマナカ海話

西伊豆安良里ダイビングセンター山中のブログ。安良里や黄金崎の海、生物、人、ダイビングについて思いつくままに

蛸の呼吸

2008-03-18 09:19:24 | skill

オクトパスブリージング(呼び空気源を使った浮上)って
つい使ってしまうけど
そろそろ死語の世界の言葉か???
オクトパスはまだ注釈的に使われているけど、マニュアルからはこの言葉は消える傾向のようだ。

若い人が聞いたら
「蛸呼吸」????

って思うか?(^_^;)

言葉でダイビング歴が分かるな~~

<<おまけ>>
4月10日発売のダイバーから
テクニックの連載が
変わります
今度のデュークの相手は
旭川駐屯地にいた元女性自衛官だ
(昔、女だったという意味じゃないよ(^_^;))
手強いか~~~??



じっとしてないフィン

2008-02-18 09:16:14 | skill
意識していると、思い通りにじっとしているフィンも
カメラを構えて被写体に向くと
なぜか小刻みにパタパタ・・・・
(もちろん本人は気付かないけど・・・)
「こらこら!じっとしていないさ」と言葉にならない声を発しても何も解決にはなりまりませんが・・・。
いつの間にやら被写体にマリンスノ~~~ヒラヒラ~~~

きっと
写真を撮っている人は
「誰だよ!!!砂を巻き上げているのは!!<`~´>」って思っている人も多いんだろうね(^_^;)


なんで??フィンが勝手に動くかって??
やはりバランスだよね。

え!!
重いフィンをはいてアンクルウエイトまいたら
沈んでいいじゃないかって???

このケースだけなら良いけど
総合的な水平バランスから崩れてしまうんだよね
全体のバランス調和があるから華麗に見える。
水中で完全にリラックスできて、バランスがとれたら
水中で溶けたように水になじんでいるダイバーになれる

思うんだけど・・・。



前回も書いたけど
たまに
振り返って自分のフィンの先のこと考えてみようね

おっと!!
僕のフィン先は大丈夫かな????(^_^;)

立つ鳥跡濁さず

2008-02-15 22:27:01 | skill
「フィンで水底や岩や生物を蹴らない」ようによく言われる。
これは中世浮力やバランスがとれていないとできないことだし、フィン先に神経がいっていないと、フィンに何かが触っても分からない。
(フィット感のあるフィンを履いていると多少違うんだけど・・・)
たが
もう一歩進んで
自分のフィン先の水流が何をしているのか?
責任を持ってほしいものだ。
泳ぎ始め方
泳いでいる姿勢
などなど
考えて泳ぐと、さらにダイビングがうまくなるんだけど・・・

立つ鳥跡を濁さず。

ウエイトーバランス

2006-12-21 23:41:57 | skill
中性浮力の取り方はマニュアルにも出ていますが
水中でのベストバランスについての記述て見たことないですね

水中で
体の力を抜いて
水平に浮いてみる
水中でバランスが取れている人は、多少の浮力差は技術で簡単に処理できてしまうので、技術を使わずに力を抜いて浮いてみる。

上記状態で
体が上下左右に傾かないようにウエイトの配置を調整してみる
やった事のある人少ないはず。

上手にバランスが取れたら
以降のダイビングが楽になるはず

空気消費量も減る可能盛大です

ただし
普通に中性浮力が出来ている人用です。


ウエイトを考えないとね

2006-12-18 11:16:03 | skill
ダイバーに腰痛が多い

私も
毎年秋から冬になると腰が痛くなるのだが
今年は平気なようだ

重いタンクと器材が大きな原因だが
中でも
冬場には
ウエイト量が増える

で以前から
水中での絶妙のバランスのためにもウエイトの分散を薦めている。
腰のためにもウエイトを分散させるべきだ

水中で中性浮力を取るためだったら
腰ウエイトでも十分だが、
人間の体を頭から足先まで考えて
腰だけが沈むウエイトだけにマイナス浮力を集中するのは
腰痛になるのもやむ得ないか!!

ちなみに
分散させるようになって
私の腰痛も治まっている。


ウエイトベストが多く使われている
アルミタンクの場合は
かなり前加重になっているのであまり好きではない
スチールタンクの場合は少し具合が良い

BCもウエイトポケットがついたりと
メーカーも工夫している

ウエイト=腰
しか発想をしないでは・・・・・





船に引き上げるのも一苦労

2006-11-01 20:21:04 | skill
やっと帰ってきた
日曜の夜に竹芝を出発し
三宅で安全講習
そのままヘリで御蔵へ・・・

御蔵では
安全講習のほかに
ドルフィンウオッチングの船長さんやガイドさん相手に
船での溺者回収ー搬送ー桟橋への引き上げまでをシミュレーションしてみた。
御蔵島の舷の低い船でも
溺者を引き上げるのは結構苦労すること

溺者へ船を寄せることの難しさくを
実感していただいたようだ。

はやり船長一人では大変だった。

みなさん
それぞれに考えるところあったらしく
真剣に参加していただいた。


最後に出た意見で
「船には100キロを超えたら上げられないな~~」
だって・・・(^_^.)
そういう人が溺れたら大変だから
ウエイトをつけさせるのも考えないといけないんだ~~
などなど

東京都のガイドの認定はいろいろ賛否もあるようだが、
自然体験者のプログラム指導者にこれほど、実践的トレーニングをしたのは
日本では初めてではないだろうか?









フィン先の触覚

2006-10-02 16:50:23 | skill
フィンキックで珊瑚を蹴り折ったり、砂を巻き上げたりするのは、中性浮力が出来てないからだが・・・。

少し中性浮力が取れるようになっても、まだ多少の蹴りを入れてしまう。
その原因はフィン先に神経が通っていないからだ。
(フィン先に触覚がないから)

中性浮力が取れるようになったら、
ダイバーはフィンの先端に神経を通わせることだ。

中性浮力が取れて、フィン先に何か触ったら、すべての動きを止めて呼吸と重心移動で体を動かしてから、再びフィンキックする。

フィン先に何かが触った後、動きを停止させられなければ、中性浮力が出来ないのだ。

フィン先に神経が通えば
後ろの人の顔を力いっぱい蹴ることもなく、
周りの人にも生物にも
平和なダイビングになる。

たまに
後ろからフィン先をツンツンしてあげると、その人のフィン先触覚が通っているかどうかわかる。


マスクの装着位置

2006-09-02 00:16:46 | skill


マスクの中に水が入るのを防ぐことは出来ない
だが
マスクの装着位置によっては、水が入りやすくなる。
そのひとつが
これ







マスクが上部へずれてスカートの下部が鼻について隙間が出来てしまう。
豚鼻かな

こんな位置でマスクが装着されると良いのだが


マウスピースの形、レギュレータの形、個人の歯(歯茎)の形、マスクストラップを強く締めすぎる、マスクの構造などによってどうしても豚鼻になってしまうことがある。

あまり気にする人はいないが、ストラップを緩めてあげるだけで解決することも多い。





レギクリアー後の水?

2006-08-31 00:13:25 | skill
マニュアルの表記で
PADIは「レギュレーター」NAUIは「レギュレータ」
だった
そんなことはどうでもいいけど(^_^;)

レギュレータークリアーを教えていて
女性の受講者から
「クリアーした後の口の中に残っている水はどうしたらいいの?」
と聞かれたことがある。(セカンドステージの中ではなく)

クリアーが出来て水中で呼吸を続けていられるのに・・・・?
「え!口の中に残るって?」と聞いたら
「口の中に少し残る水はどうしたらいいの?」
と聞き返された。

あれれれ??
(^_^)(^_^)

後にも先にもこの質問をした人は
いまだに一人だが・・・

予備のセカンドステージは右左?

2006-04-25 07:47:06 | skill
初心者の予備のセカンドステージ(オクトパス)は右出しと決めている。
でも世間では左出しが多いようである。
OHに出すと、指定しないと左出しになって帰ってくることがままある。(^_^;)

ガイドのレベルは予備のセカンドステージどっちでもいいが
初心者は右と教えてきた(今でも)
だから
安良里ダイビングセンターのレンタルレギのオクトパスは右だし。

初心者が、予備のセカンドステージをエアー切れの人に渡して横に泳ぐことはまずない。
もしエアー切れになったら即浮上である。
浮上に使うなら予備のセカンドステージは右から出したほうが扱いやすい。

ただ右出しの理由はこれだけではない。

セカンドステージが口から外れた時に予備のセカンドステージを右から出しておけば、レギュレータリカバリーを失敗してメインセカンドを掴み損ねても、(マウスピースを噛み切っても、セカンドが不調でも)予備のセカンドをすぐに使える。
(※予備のセカンドを胸の前に固定していることが重要)
初心者にはとても大切なことのような気がする。
予備のセカンドステージを左から出していたら、セカンドが回転するタイプでない限り、自分自身で吸うにはものすごく吸いづらい。

PADIもNAUIもOWマニュアルの写真モデルは、予備のセカンドステージを圧倒的に右出しで使っている。
なんで
世間のシェアは左出しなんだろう???

海で対応できる技術があれば
どっちでもいいんだけど・・・。