平成26年12月21日(日)晴れ
宇都宮ハイキングクラブ例例山行
参加者11名(男9、女2) 車3台
金精峠が閉鎖される前に、菅沼から、白根山に登る恒例の雪山訓練である。
しかし、今年は、2,3日前に降った大雪のため、当日は金精峠が不通となってしまった。
そこで、湯元から、長いコースを白根山に向かわざるを得なくなってしまった。
果たして、白根山山頂にたどり着けるのかどうか。
<コースタイム>
宇都宮(大谷)4:30ーーー湯元駐車場6:25・・・尾根取付き
外山分岐11:14・・・折り返し点(天狗平の数百メートル手前)11:55-12:15
・・・湯元駐車場14:00---宇都宮(大谷)16:30
さらさらした新雪に、膝が埋もれてしまうような過酷なラッセルを強いられる。
吹き溜まりに入ってしまうと、さらさらした雪がいくら足を動かしても、もがいても前に
進ませてくれない。アイゼンが雪を捉えられないのである。
さながら、蟻地獄の程であろうか。
水平距離にして、約1,300mを5時間30分もかけて登るという過酷な雪中行軍であった。
では、写真をどうぞ!!
スキー場から尾根取付きから登り始める。外山分岐から折り返し点で下山する。前白根どころか天狗平までも
辿り着けない。
湯元駐車場からスタート。
いよいよ雪中行軍が始まる。
湯元スキー場のゲレンデを通り抜けて行く。
スキー場にはいい雪が積もっている。スキーヤーは大喜びだろう。
スキー場は圧雪してあるから歩きやすい。
約1時間で尾根取付きである。
途端に急勾配と深い雪が待っている。
こんなもんです。これでも浅い方かもしれません。
スキー場を振り返る。
ふんわりした新雪、いかにも降ったばかりという感じでしょ。
きつ~いラッセルが続く。
先頭は場合によっては四つん這いになって、道を造る。
深い雪ときつい急勾配が延々と続く。暑い、苦しい。ゆっくりゆっくりしか進めない。
先頭は本当に疲れる。数十メートルごとに交代して進む。ご苦労様。
さらに勾配は急になるので、ここでアイゼンを装着する。
急登を粛々と。
リーダーは、さすが足取りが軽い。みんなも必死に登る。
太ももまでもありそう。しかも柔らかな雪なので、踏ん張りがきかない。
握ってもダンゴにならないさらさら雪だ。気温が相当低いからだろう。
休憩もこんな急なところで取らざるをえない。小生はきついのでアミノバイタルを飲んだ。頑張れよ!!
また、地獄のラッセルが始まる。
たまにしか、このような道標、もしくは木の枝に付けてある赤い布はない。
従って、ルートを探しながらの行軍となる。道迷いに注意だ。
少しなだらかになってきたので、スノーシューかワカンに履き替える。
黙々と登る。
やっと、尾根らしい。太陽がまぶしい。
外山分岐だ。登山口から約5時間もかかったのだ。水平距離にしてはわずか600mぐらいしかないのに・・・。
いかに厳しい道のりだったことか。
道標に従い、前白根に向かう。時間は今、11時14分だ。引き返しの時間12時まで、あと46分しかない。
ここからは、快適なスノーシューハイクが始まる。
見てください。あの碧空とダケカンバの霧氷を。
木の影絵もきれい。
雪の尾根を歩いているきれいな写真ですね。これは、W・I氏のファインショトを拝借です。
さて、先陣が折り返し点に着きました。なにやら眺めています。
男体山と戦場ヶ原の展望が一気に拓けています。後続組も登ってきます。
万歳です。今までの苦しかったことなどすっかり忘れてしまう絶景です。
登って来て良かったと思う感動の瞬間です。みんないい笑顔です。
小生は、この雪化粧をした自然がなににもまして一番好きである。
碧空に真っ白なダケカンバの霧氷が映えます。
縦にして、撮りましょうか。
同期の桜とパチリ。
ダケカンバの奥に女峰山も真っ白に輝いています。
スコップで雪洞を掘って、雪訓をやりましょうか。トイレをしてるんじゃないですよ。
シャクナゲが雪の中でじっと春の来るのを待っています。
さあ、下山です。男体山の右に薄い青に淡い緑が混じったような冬色した中禅寺湖も見えます。
ふかふかの新雪です。
帰りの急な坂道では、みんな何回も何回も転びながら、それを楽しみながら下りてきました。
(悪意があって、あなたの写真を載せたのではありません、他に写真がなかったからです。お許しを!)
折り返し点から4時間弱でやっとスキー場が見えてきました。本心からホットした瞬間でした。
スキー場で安堵の同期の3人組。
今回は、金精峠が不通なので、湯元コースを登ったが、雪山訓練にふさわしい、過酷な山行であった。
しかし、それも、得難いい経験ができたと思うと満足である。
そして絶景があったから今回の厳しい山行は救われたような気がする。
絶景ポイントの手前で折り返していたら、今回の山行は、単なる修験者の荒修行に終わってしまって
いたのかも知れない。
山登りはやはり楽しみがなくては、なんのための山かということになってしまいそうだ。
わけが分からなくなってきたので、今回はこれでおしまい。
追伸:ラッセルの素晴らしい写真は、K・Yさんから、2,3枚拝借しました。有難うございました。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。
宇都宮ハイキングクラブ例例山行
参加者11名(男9、女2) 車3台
金精峠が閉鎖される前に、菅沼から、白根山に登る恒例の雪山訓練である。
しかし、今年は、2,3日前に降った大雪のため、当日は金精峠が不通となってしまった。
そこで、湯元から、長いコースを白根山に向かわざるを得なくなってしまった。
果たして、白根山山頂にたどり着けるのかどうか。
<コースタイム>
宇都宮(大谷)4:30ーーー湯元駐車場6:25・・・尾根取付き
外山分岐11:14・・・折り返し点(天狗平の数百メートル手前)11:55-12:15
・・・湯元駐車場14:00---宇都宮(大谷)16:30
さらさらした新雪に、膝が埋もれてしまうような過酷なラッセルを強いられる。
吹き溜まりに入ってしまうと、さらさらした雪がいくら足を動かしても、もがいても前に
進ませてくれない。アイゼンが雪を捉えられないのである。
さながら、蟻地獄の程であろうか。
水平距離にして、約1,300mを5時間30分もかけて登るという過酷な雪中行軍であった。
では、写真をどうぞ!!
スキー場から尾根取付きから登り始める。外山分岐から折り返し点で下山する。前白根どころか天狗平までも
辿り着けない。
湯元駐車場からスタート。
いよいよ雪中行軍が始まる。
湯元スキー場のゲレンデを通り抜けて行く。
スキー場にはいい雪が積もっている。スキーヤーは大喜びだろう。
スキー場は圧雪してあるから歩きやすい。
約1時間で尾根取付きである。
途端に急勾配と深い雪が待っている。
こんなもんです。これでも浅い方かもしれません。
スキー場を振り返る。
ふんわりした新雪、いかにも降ったばかりという感じでしょ。
きつ~いラッセルが続く。
先頭は場合によっては四つん這いになって、道を造る。
深い雪ときつい急勾配が延々と続く。暑い、苦しい。ゆっくりゆっくりしか進めない。
先頭は本当に疲れる。数十メートルごとに交代して進む。ご苦労様。
さらに勾配は急になるので、ここでアイゼンを装着する。
急登を粛々と。
リーダーは、さすが足取りが軽い。みんなも必死に登る。
太ももまでもありそう。しかも柔らかな雪なので、踏ん張りがきかない。
握ってもダンゴにならないさらさら雪だ。気温が相当低いからだろう。
休憩もこんな急なところで取らざるをえない。小生はきついのでアミノバイタルを飲んだ。頑張れよ!!
また、地獄のラッセルが始まる。
たまにしか、このような道標、もしくは木の枝に付けてある赤い布はない。
従って、ルートを探しながらの行軍となる。道迷いに注意だ。
少しなだらかになってきたので、スノーシューかワカンに履き替える。
黙々と登る。
やっと、尾根らしい。太陽がまぶしい。
外山分岐だ。登山口から約5時間もかかったのだ。水平距離にしてはわずか600mぐらいしかないのに・・・。
いかに厳しい道のりだったことか。
道標に従い、前白根に向かう。時間は今、11時14分だ。引き返しの時間12時まで、あと46分しかない。
ここからは、快適なスノーシューハイクが始まる。
見てください。あの碧空とダケカンバの霧氷を。
木の影絵もきれい。
雪の尾根を歩いているきれいな写真ですね。これは、W・I氏のファインショトを拝借です。
さて、先陣が折り返し点に着きました。なにやら眺めています。
男体山と戦場ヶ原の展望が一気に拓けています。後続組も登ってきます。
万歳です。今までの苦しかったことなどすっかり忘れてしまう絶景です。
登って来て良かったと思う感動の瞬間です。みんないい笑顔です。
小生は、この雪化粧をした自然がなににもまして一番好きである。
碧空に真っ白なダケカンバの霧氷が映えます。
縦にして、撮りましょうか。
同期の桜とパチリ。
ダケカンバの奥に女峰山も真っ白に輝いています。
スコップで雪洞を掘って、雪訓をやりましょうか。トイレをしてるんじゃないですよ。
シャクナゲが雪の中でじっと春の来るのを待っています。
さあ、下山です。男体山の右に薄い青に淡い緑が混じったような冬色した中禅寺湖も見えます。
ふかふかの新雪です。
帰りの急な坂道では、みんな何回も何回も転びながら、それを楽しみながら下りてきました。
(悪意があって、あなたの写真を載せたのではありません、他に写真がなかったからです。お許しを!)
折り返し点から4時間弱でやっとスキー場が見えてきました。本心からホットした瞬間でした。
スキー場で安堵の同期の3人組。
今回は、金精峠が不通なので、湯元コースを登ったが、雪山訓練にふさわしい、過酷な山行であった。
しかし、それも、得難いい経験ができたと思うと満足である。
そして絶景があったから今回の厳しい山行は救われたような気がする。
絶景ポイントの手前で折り返していたら、今回の山行は、単なる修験者の荒修行に終わってしまって
いたのかも知れない。
山登りはやはり楽しみがなくては、なんのための山かということになってしまいそうだ。
わけが分からなくなってきたので、今回はこれでおしまい。
追伸:ラッセルの素晴らしい写真は、K・Yさんから、2,3枚拝借しました。有難うございました。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。