自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

黒部五郎岳から鷲羽岳、雲ノ平縦走・・・その(1)

2019年08月24日 | 日記

令和元年7月24日(水)~27日(土) 

自主ハイク  

参加者4名 (男3、女1)車1台 ザック重量9kg

 

昨年も予定していたが、天候不順で中止にしたので、

今年は再挑戦である。

天気に恵まれて、花にも恵まれて、北アルプス最深部の山行を

楽しむことができた。

太郎平小屋から、三俣山荘までは、11時間40分の長い結構つらい山行で

あったが、花と絶景が救ってくれた。

 

今回は、その(1)として、1日目は、宇都宮を午前3時30分に出て車で折立まで行き、

折立から太郎平小屋までの山行なので、割愛して

2日目の模様からご案内しましょう。

 

<行程票>所要時間11時間40分、歩行時間10時間

太郎平小屋5:10・・・北ノ俣岳2662m7:15・・・赤木岳2622m8:05・・・中俣乗越8:44

・・・黒部五郎岳2840m10:50・・・黒部五郎小舎13:20-40・・・分岐13:50・・・

三俣蓮華岳2841m16:00・・・三俣山荘2550m16:50

 

では、写真をどうぞ!!

今回の全行程です。

太郎平小屋の前からの夜明け。中央右から鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳。

太郎山に向かう。

10分ほどで太郎山山頂。

北ノ俣岳に向かう。日が差してきた。

コバイケイソウと薬師岳。

黒部五郎岳方面からのご来光である。山の夜明けはいつも神々しい感じがする。

ヨツバシオガマが鮮やかに咲いている。株立しているのも珍しい。

イワイチョウも密やかに清楚に咲いている。

この平原は太郎平なのだろうか?

黒部五郎岳が正面に見えてきた。大きい山だ。その右手には、笠ヶ岳が見える。

雪渓とハクサンイチゲを見ながらのんびり歩く。

花畑の中を北ノ俣岳に向かう。涼しくて快適だ。

鷲羽岳の奥に槍ヶ岳と穂高連峰が顔を出してきた。壮観である。

北ノ俣岳に着いた。出発して約2時間。快調なペースだ。

赤木岳に向かう。壮大な景色の中を快適な尾根歩きを楽しめそうだ。

ミヤマダイコンソウが咲いている。

赤木岳が目の前に迫る。

岩場を越えて、

赤木岳山頂に到着。展望はあまりない。

次に、中俣乗越に向かう。黒部五郎岳が近づく。

イワギキョウの濃紺も美しい。

黒部五郎岳が眼前にそびえたっている。たおやかな美しい山容である。

中俣乗越から北ノ俣岳を振り返る。随分歩いてきたもんだ。

黒部五郎岳の登山道が山頂まで伸びている。緩やかそうな稜線という印象であるが果たして・・・

登山道はホントになだらかに見える。大きい山である。

黒部五郎岳への序章である。ゆっくり楽しみましょうか。

黒部五郎岳の肩の直下は急峻な岩場が続く。

肩が見えてきた。もう少しだ。

黒部五郎岳の肩に着いた。やあ、疲れた。

肩から山頂に登る。15分程度かな。

山頂が見えてきた。ガスで視界は期待できなそうだ。

黒部五郎岳の山頂に着いた。太郎平小屋から5時間40分掛かった。予定より1時間遅れ。

これから向かうカール。登山道がクネクネと見えている。

カールへの降り口は急なガレ場。慎重に下りよう。

シナノキンバイがきれいだ。

振り返る。急な斜面に一面の花。

カールにはコバイケイソウが群生している。圧巻である。

これが極楽浄土とはかくなるものなのか。

コバイケイソウに圧倒されながら急斜面をどこまでも下る。

荒々しい岩肌のカールと残雪とコバイケイソウ。絵になる光景である。

アップで。写真が縦にならないんです。ご容赦を。

振り返る。顔を横に倒して見て下さい。

キンポウゲも群生。

雪解け水が流れる水場だ。手が切れるように冷たい。疲れているので冷たい水が何よりの御馳走だ。

ペットボトルに冷たい水を補充する。

水場で一休み。冷たい水で顔を洗って、息を復活させられたみたいだ。

さあ、黒部五郎岳小舎まで頑張ろう。

水晶岳がクッキリ。あの手前に雲ノ平が広がっているはずである。

コバイケイソウが満開。今年はコバイケイソウの当たり年らしい。

やっと黒部五郎小舎が見えてきた。黒部五郎岳から長かった。2時間30分掛かった。

黒部五郎小舎の1000円のラーメンは実に美味かった。スープもうまいし、

チャーシューも絶品。スープをきれいに飲み干した。

 

黒部五郎小舎で遅い昼食を摂って、本日、最後の山、三俣蓮華岳に

向かう。

小舎から随分、高度を上げてきた。黒部五郎岳からカールを経て、歩いてきた登山道が一望できる。

三俣蓮華岳の山頂はまだ見えない。あの丸いピークのさらに右側なのだろう。

水晶岳、赤牛岳を望める絶景ポイントだ。

キバナシャクナゲが咲いている。

一番奥のポチッとした三角のピークが三俣蓮華岳だ。まだ遠い。

鷲羽岳がどっしりした山容で出現してきた。貫禄十分である。その右のとがった山がワリモ岳。

右が三俣蓮華岳への登山道、左がトラバースルートで三俣山荘に至る。

我々は、三俣蓮華岳に登って三俣山荘に向かう。

 

分岐から、1時間半ぐらい歩いたろうか、やっとゴツゴツした岩山の三俣蓮華岳の山頂が見えてきた。

歩いてきた縦走路を振り返る。

分岐から約1時間50分。やっと三俣蓮華岳山頂である。午後4時となり視界もない。

見上げると奥にも山頂らしき山名柱が立っている。あちらが山頂なのか。

時間も時間なので、早々に山頂を後にして、急斜面を下り三俣山荘に向かう。花畑と残雪の道を行く。

大きな鷲羽岳が真正面で迎えてくれる。

三俣蓮華岳を振り返る。名前からするとロマンのある山という印象であるが、実はゴツゴツした岩山である。

 

太郎平小屋を5時10分に出発して、現在16時50分。所要時間約11時間40分。

よく頑張りました。ビールがことのほか美味しかった。

 

その(2)では、鷲羽岳から雲ノ平を経て薬師沢小屋までの縦走の模様をお伝えします。

 

今回はこれでおしまい。

 

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