熊本 女性殺害 １５時間余の映像捜査

女性殺害 １５時間余の映像捜査
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1　NHK　女性殺害 １５時間余の映像捜査

09月10日　11時21分

熊本市で、熊本大学の女性研究員が殺害されて見つかった事件で、研究員は前日夕方まで現場近くの大学で勤務していたことが確認されていることから、警察は遺体が見つかるまでの１５時間余りの間の周辺の防犯カメラの映像を調べて、不審者などがいないか捜査しています。

今月７日、熊本市中央区本荘にある市道脇の側溝で、近くに住む熊本大学の研究員、楢原知里さん（３５歳）が首に絞められて殺害されているのが見つかり、警察は殺人事件として捜査しています。

警察のこれまでの調べによりますと、楢原さんは前日の夕方５時まで現場からおよそ６００メートル離れた大学で勤務していたことが確認されたということです。

警察は、楢原さんの自宅も遺体の発見現場近くにあることから、遺体が見つかるまでの１５時間半の間の楢原さんの行動を調べるともに、周辺の複数の防犯カメラの映像を調べて不審者が映っていないか調べています。

楢原さんは、この４月から熊本大学「ヒトレトロウイルス学共同研究センター」で研究員として働いていました。

研究室のホームページによりますと楢原さんは、エイズやマラリアなどの感染症の病原体を対象にした研究を行っていて、昨年度は長崎大学の熱帯医学研究所の助教でした。

楢原さんを知る大学関係者は「まじめで一生懸命な女性だった。トラブルを起こすような人ではないので驚いています」と話していました