<以下の記事は定年退職後の2002年6月23日に書いたものですが、現在にも通じる点があるので 一部修正して復刻します。>
1) この2~3年、テレビなどを見ていると、エコノミスト=経済学者が出てきて盛んにデフレの悪口を言っている。 正確に言うと、デフレスパイラルが良くないということだ。 経済語事典などによると、デフレスパイラルとは、物価が下落しているにもかかわらず、消費や投資などの需要が回復せず . . . 本文を読む
<2024年9月28日に書いた記事を復刻します>
昨日の自民党総裁選、決選投票の大逆転で石破茂氏が当選した。1回目の投票では高市早苗氏が党員・党友票で1位になるなど優位に立ったが、結果は石破氏が逆転勝利と予想外の展開になった。しかし、近く行なわれる解散・総選挙を思うと、石破氏の方が自民党は戦いやすいだろう。高市さんではあまりに“守旧派”だから、野党は攻めやすいのだ。石破氏 . . . 本文を読む
1965年のアメリカ・イタリアの合作映画。第一次世界大戦からロシア革命を通じて、時代に翻弄される人々の運命を描いた超大作である。 主演はオマー・シャリフとジュリー・クリスティーだが、クリスティーが演じる「ラーラのテーマ」がとても流麗な感じがして印象深い。何度でも聴きたくなる挿入曲だ。
ユーリ・ジバゴ役のオマー・シャリフ
「ララのテーマLara's Theme」モーリス・ジャール、Mauri . . . 本文を読む
<2008年10月21日に書いた以下の記事を、一部修正して復刻します>
文世光事件・陸英修女史狙撃事件
若い頃は出張が楽しみだった。もちろんキツイ仕事で大変なものもあるが、まだ行ったこともない所へ出張するのは、どんな所だろうかと胸がわくわくするものである。出張先では地元の人たちと一杯やることも楽しみだし、まだ見たことのない風景や土地柄を探訪することもできる。国内出張も良いが、これが海外出張 . . . 本文を読む
以下の記事は2011年9月24日に書いたものですが、復刻します。
<はじめに> 消費税論議が相変らず続いているが、今年1月に書いた記事を再び載せたくなった。消費税が引き上げられれば物価高になるのは当然で、われわれ消費者が困るのは誰もが分かっている。しかし、それよりもはるかに打撃をこうむるのは、全国に800万人いるという中小・零細企業の事業者たちである。たぶん、自殺者が増えることは間違いない。 そ . . . 本文を読む
過去の作品をまとめる必要が出てきたので、この場を借ります。ご了承ください。
安珍・清姫伝説の画『道成寺縁起』
http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/fa3d318cd8446de1b3ed0afe12daf192http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/37324dae98096a0188d14c08ad1931e . . . 本文を読む
さて道成寺の僧たちですが、安珍と押し問答を続けているうちに、だんだん彼を哀れに思うようになりました。特に安珍と顔見知りの数人の僧は、なんとかしてあげようと言い始めたのです。同じ仏道に帰依する身なので、他の僧たちもついに安珍をかくまうことに決め寺の境内に案内しました。ところがその時、大蛇に化けた清姫が石段をはい上がってきたのです。この異変に気がついた門番の僧は、あわてて皆に報告しました。僧たちはどう . . . 本文を読む
山寺で休息をとった安珍ら4人は、その後、清次の館がある中辺路(なかへち)へ戻るかどうかで議論になりました。安珍とメフィストフェレスはこのまま先に向かいたいと言いましたが、ドン・キホーテとハムレットはこれに強く反対しました。とりわけ、ドン・キホーテは声を荒げて安珍らを叱ったのです。「安珍よ、このまま国へ帰るのは卑怯だぞ! 清姫殿に自分の気持をはっきり伝えたらいいじゃないか。男らしく振る舞え!」友の叱 . . . 本文を読む
こうして、晶子が安珍を出迎えに行くことで話が付き、みんなはこれで一安心といった様子を見せたのです。しかし、この頃、安珍らの一行に微妙な“変化”が現われました。熊野三山のお参りが終わると、ドン・キホーテとハムレットは、せっかく熊野へ来たのだから、もっと他の場所も見て回りたいと言い出しました。那智の滝などをゆっくりと見たいと言うのです。もっともな話ですが、安珍とメフィストフェレ . . . 本文を読む
「ご両親はなぜ隣り村へ行ったのですか」安珍は疑問に思っていたことを尋ねました。清姫はしばらく返事をしませんでしたが、やがてはっきりと答えました。「両親は私たちを2人だけにしておきたかったのです。私からもそうするようお願いしました。安珍様、どうぞ私の気持を察してください。今夜という今夜 あなた様のお心を聞いて、私の身の振り方を決めたいと思います。一生、私を連れ添っていくとおっしゃってください!」清姫 . . . 本文を読む
清姫はしばらく考えていましたが、やがて口を開きました。「ヒュパティアやベアトリーチェの言うことは分かるわ。近いうちに両親にも話そうと思うの。安珍様は私をお嫁さんにもらいたいと言っているので、きっと両親も分かってくれると思う。もし、婿養子でなければならないとしたら、その時は安珍様とじっくりと相談するわ。みんなも私を助けて」清姫は自分の気持を正直に明かしました。でも、婿養子と言っても安珍が快く還俗(げ . . . 本文を読む
<空想、夢想、幻想、妄想の物語・2013年10月19日スタート>
むかしむかし、今から1000年以上もむかしのことですが、奥州の白河という所に安珍(あんちん)という若い僧がいました。安珍は年のころ23~4歳ぐらいでしょうか、毎年、紀州の熊野権現(くまのごんげん)に山伏姿で参詣していました。そして、この年もお参りする時期がやってきたのです。安珍にはハムレットとドン・キホーテという親友がいましたが、 . . . 本文を読む