最近、寝る前に70年代の日本のロックを聴くのがマイブームです。
そのまま寝てしまうこともありますが…
昔聴いていた音楽を幾十年ぶりかに聴くのも良いものです。
私が聴いていた10代20代の時代はすでに70年代ではなくタイムリーではありませんでしたが、音楽系のお店に良く出入りしていたので諸先輩方に色々と教わって、昔のバンドを聞きあさりました。
そんな過去に良く聴いていた70年代邦楽シーンで活躍したミュージシャンの方々も、今では亡くなってしまったミュージシャンの方もいらっしゃいますし、現在プロデューサーや作曲家、作詞家として有名な方々もいらっしゃいます。
そして、現役で活動されている方々もいらっしゃいます。
当時の日本音楽シーンはグループサウンズの時代が終わり、洋楽の世界も色々な音楽から影響を受け、融合しようとしたり実験的なバンドが出てきたりしていましたが、日本のロックシーンも混沌とした状況だったのではないでしょうか。
そんな中、日本のピンクフロイドと呼ばれたバンドが1971年に結成されました。
それが「四人囃子」です。
御存知でしょうか?
メンバーは
岡井大二(リーダー、ドラムス)
森園勝敏(ヴォーカル、ギター)
中村真一(ベース)
坂下秀実(キーボード)
で結成され、1974年に有名なアルバム「一触即発」をリリースしています。
その後、1975年、Deep Purple日本武道館公演のオープニングアクトを務め、1978年にはRainbowのオープニング・アクトにも起用されました。
また、1970年代にJeff Beck、New York Dolls、Frank Zappaなどと同じステージにたっています。
さらに2003年には再結成したProcol Harumとのイベントを行いました。
このように、70年代から活動しているバンドですが、その後もメンバーを交代しながら活動を続けていた息の長いバンドです。
音楽的な内容については、色々なところでレビューされていると思いますので語りませんが、当時の録音技術と演奏にテクニック、色々な音楽からの影響を感じさせながらも日本のロックバンドとして当時の音楽シーンに一石を投じたバンドだったと思います。
興味がある方は一度聴いてみてはいかがでしょうか。
前記で紹介した「一触即発」も名作ですが、こちらのベスト盤も聴きごたえがあります。
最近、暑い日が続いていますが夜はまだ涼しさを感じます。
そんな夜に70年代日本ロックを小さい音で(近隣に迷惑にならないようにね)聴くのも良いものですよ。