浪人するのだからと、今度は本気で慶応大学を目指した。行きたかったのは総合政策学部。1年生からゼミに入れ、他学部とは孤立した存在に魅かれた。合格したら入るゼミも決めていた。
受験科目は英語と小論文。この1年間、2科目に絞って勉強することを決心。合格するも同然だった。小論文は通信指導の白藍塾に入会した。新聞は毎日2時間かけて読むようになったし、「クローズアップ現代」「サンデープロジェクト」「報道2001」「NHKスペシャル」「その時歴史は動いた」は1年間見続けた。
小泉首相が好きで政治にも目覚めた。慶応大学で2年間政治を専攻していた姉と政治の知識勝負をしたこともある。
姉「さて問題です。小泉首相の秘書官の名前はなんでしょう」
私「飯島秘書官。」
姉「正解」
私「では、飯島秘書官が小泉首相に提案したマスコミ対策を一つ挙げなさい」
姉「一日一回、マスコミを集めて会見すること」
私「正解」
姉「ではブッシュ大統領はイラン、イラク、北朝鮮を一言でなんと呼んだでしょう」
私「悪の枢軸」
姉「正解」
私「では、悪の枢軸という言葉を生み出したブッシュ大統領のスピーチライターの名前はなんでしょう」
姉「・・・・・・」
私「不正解!デビッド・フラムでした」
自分の得意科目で負けたことが悔しかったのか、姉が一言。
姉「小論文に熱中するのは良いけど、受験は英語もできないと受からないからね」
適切なアドバイスに対して私も一言。
私「今はそれどころじゃないんだ」
今がそれどころであることに気づいたのは、2度目の不合格通知を見たときだった。超長文と呼ばれる英語の試験、知っている単語はピリオドとコンマくらいだった。
2浪はしたくなかった。どんな大学に行っても、そこで頑張れば勝ち目はある信じ、大分の大学に行くことにした。
受験科目は英語と小論文。この1年間、2科目に絞って勉強することを決心。合格するも同然だった。小論文は通信指導の白藍塾に入会した。新聞は毎日2時間かけて読むようになったし、「クローズアップ現代」「サンデープロジェクト」「報道2001」「NHKスペシャル」「その時歴史は動いた」は1年間見続けた。
小泉首相が好きで政治にも目覚めた。慶応大学で2年間政治を専攻していた姉と政治の知識勝負をしたこともある。
姉「さて問題です。小泉首相の秘書官の名前はなんでしょう」
私「飯島秘書官。」
姉「正解」
私「では、飯島秘書官が小泉首相に提案したマスコミ対策を一つ挙げなさい」
姉「一日一回、マスコミを集めて会見すること」
私「正解」
姉「ではブッシュ大統領はイラン、イラク、北朝鮮を一言でなんと呼んだでしょう」
私「悪の枢軸」
姉「正解」
私「では、悪の枢軸という言葉を生み出したブッシュ大統領のスピーチライターの名前はなんでしょう」
姉「・・・・・・」
私「不正解!デビッド・フラムでした」
自分の得意科目で負けたことが悔しかったのか、姉が一言。
姉「小論文に熱中するのは良いけど、受験は英語もできないと受からないからね」
適切なアドバイスに対して私も一言。
私「今はそれどころじゃないんだ」
今がそれどころであることに気づいたのは、2度目の不合格通知を見たときだった。超長文と呼ばれる英語の試験、知っている単語はピリオドとコンマくらいだった。
2浪はしたくなかった。どんな大学に行っても、そこで頑張れば勝ち目はある信じ、大分の大学に行くことにした。