金持ち日記

金持ちなるまで続く男の日記

私の履歴書 浪人

2008年03月09日 14時15分50秒 | Weblog
 浪人するのだからと、今度は本気で慶応大学を目指した。行きたかったのは総合政策学部。1年生からゼミに入れ、他学部とは孤立した存在に魅かれた。合格したら入るゼミも決めていた。

 受験科目は英語と小論文。この1年間、2科目に絞って勉強することを決心。合格するも同然だった。小論文は通信指導の白藍塾に入会した。新聞は毎日2時間かけて読むようになったし、「クローズアップ現代」「サンデープロジェクト」「報道2001」「NHKスペシャル」「その時歴史は動いた」は1年間見続けた。

 小泉首相が好きで政治にも目覚めた。慶応大学で2年間政治を専攻していた姉と政治の知識勝負をしたこともある。

姉「さて問題です。小泉首相の秘書官の名前はなんでしょう」

私「飯島秘書官。」

姉「正解」

私「では、飯島秘書官が小泉首相に提案したマスコミ対策を一つ挙げなさい」

姉「一日一回、マスコミを集めて会見すること」

私「正解」

姉「ではブッシュ大統領はイラン、イラク、北朝鮮を一言でなんと呼んだでしょう」

私「悪の枢軸」

姉「正解」

私「では、悪の枢軸という言葉を生み出したブッシュ大統領のスピーチライターの名前はなんでしょう」

姉「・・・・・・」

私「不正解!デビッド・フラムでした」

 自分の得意科目で負けたことが悔しかったのか、姉が一言。

姉「小論文に熱中するのは良いけど、受験は英語もできないと受からないからね」

 適切なアドバイスに対して私も一言。

私「今はそれどころじゃないんだ」

 今がそれどころであることに気づいたのは、2度目の不合格通知を見たときだった。超長文と呼ばれる英語の試験、知っている単語はピリオドとコンマくらいだった。

 2浪はしたくなかった。どんな大学に行っても、そこで頑張れば勝ち目はある信じ、大分の大学に行くことにした。

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